1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11308007
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
神田 和幸 中京大学, 教養部, 教授 (70132123)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長嶋 祐二 工学院大学, 工学部, 助教授 (50138137)
市川 喜一 千葉大学, 自然科学研究科, 教授 (80241933)
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Keywords | 手話 / 電子化辞書 / データベース / 例文集 / 記述法 |
Research Abstract |
本研究は2年継続の研究であるが、本年度はまず資料収集に力点を置いた。 1.手話文例収集:日本手話の例文収集に際して、正確な資料収集のための手段を検討。手話モデルとしてネイティヴ・サイナを採用し、ろう者2名、コーダ(ろう両親をもつ聴者)1名を選定した。例文採集には日本語の影響を排除するため、実験者が手話で単語を提示し、そこから連想する手話文を3名の資料提供者に提示してもらい、それぞれを録画して、さらに資料提供者と本実験グループが詳細に検討して、1つの例文を選定するという手順で資料収集した。例文収集は8月、9月、10月に集中的に行い、資料検討は随時行った。 2.手話画像収録と資料整理 録画した資料はDVDに編集、研究分担者・協力者に配布した。また本研究に関する先行研究、および本研究にもとづく本年度の成果を整理してCDに記録したので、次年度早々に配布の予定。 3.電子化辞書構造研究 サインデックスV.2として手話例文を搭載した研究用データベースを関係機関に配布の予定であるが、文記述の方法が確定していないため、今回収集した資料を元に手話文の記述法を開発した。
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[Publications] 柳田和幸: "手話資料収集の手順とその処理"ヒューマンインタフェース学会研究報告集 Vol.1.No.5. vol.1 No.5. 7-10 (1999)
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[Publications] 柳田和幸,市川喜一,長嶋祐二他: "手話の文表記法-Signdex V.2"ヒューマンインタフェースシンポジウム'99 論文集. 745-748 (1999)