1999 Fiscal Year Annual Research Report
食品産業および食品流通の変容と生産者主体確立に関する産業組織論研究
Project/Area Number |
11460100
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
永木 正和 筑波大学, 農林学系, 教授 (90003144)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷部 正 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (10125635)
茂野 隆一 筑波大学, 農林学系, 助教授 (60292512)
坪井 伸広 筑波大学, 農林学系, 教授 (50311593)
川村 保 岩手大学, 農学部, 講師 (20177736)
広政 幸生 明治大学, 農学部, 助教授 (00173295)
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Keywords | 食品産業 / 食品流通 / 食品の安全性 / 産業組織論 / 食糧需要分析 / 遺伝子組替農産物 |
Research Abstract |
本年度は研究初年度にあたるため、各分担者間の研究領域の調整と研究目的に対する問題意識に対する意見交換を中心に行った。また、各分担者においては、先行研究のサーヴェイ、資料・統計の収集、現地実態調査等を行い、論文作成のための準備を行った。 13年度の報告書作成にむけて、2回にわたり研究会を開催した。報告の内容は以下のとおりである。永木(研究代表者):食品産業および流通業全体の経済的特質、および本研究の基本的方向について、坪井:遺伝子組み替え技術の食品市場へのインパクトおよび生産者側の対応、茂野:家計内生産理論の食料需要分析への適用、栄養素のシャドウプライス、石:中国における食品作業の動向、森尾:野菜輸入が農業生産・農産物流通に及ぼした影響、長谷部:食生活と倫理、松田:食品の安全性に関する経済分析の動向、広政:食糧法下における米流通の現状、杉本:市場成果の産業間比較、川村保:POSデータの食料需要分析への適用。これらの報告をもとに、遺伝子組み替え技術をはじめとする技術進歩が、食品産業の市場構造に及ぼす影響や、食品の安全性に対する生産者、消費者の意識、食糧法、大店法等の制度変化が食品産業、流通に及ぼした影響等について総合的な検討を行った。
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Research Products
(2 results)