2001 Fiscal Year Annual Research Report
インテリジェントな客から成る混雑システムのモデル化と解析
Project/Area Number |
11480094
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
高橋 幸雄 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授 (70016153)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三好 直人 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 講師 (20263121)
山田 孝子 電気通信大学, 大学院・情報システム研究科, 助教授 (80272053)
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Keywords | 混雑システム / インテリジェントな客 / 待ち行列システム |
Research Abstract |
混雑システムを構成するインテリジェントな客の例として,a)交差点の歩行者 b)電車内の客 c)インターネットの利用者 をとりあげ,ほぼモデル化が終了した.現在,論文にとりまとめる作業を行っている. a)交差点の歩行者については,昨年度作成したシミュレーションモデルをさらに改良するとともに,歩行者密度と平均歩行速度の関係をシミュレーションで求め,それを実際の歩行流に対して観測した従来の研究結果と比較した.まだ検討が十分ではないが,今のところシミュレーション結果と観測結果は非常によくあっている. b)電車内の客については,立ち位置モデルに加えて乗降モデルを完成させ,駅に電車が着いたときに,客が降りまた乗り込み,発車までに自分の立ち位置を確保するまでの一連のシミュレーションが可能となった.これをもとに,客の乗降に必要な時間を計測したところ,電車の混雑率と乗降客数によって,その時間が興味深い動きをすることが確認できた. c)インターネット利用者については,http通信データをもとに,個人行動を考慮に入れたモデルを構築した.結果から見ると,ここでは個人の動向よりも,クライアントやサーバ側の事情というのが,ネットワークの混雑状況により大きく関係していることが観察された.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Takako Yamada: "A simulation system for allocation of base station in mobile communication networks : A case study"IPSJ Journal. 42・2. 276-285 (2001)
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[Publications] 高橋 美佐: "携帯電話網における地域形状を考慮した基地局の配置方策について"電子情報通信学会技術研究報告会(情報ネットワーク). IN 2001-29. 35-40 (2001)
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[Publications] 高橋 美佐: "階層化セル構成を用いたIMT-2000システムの基地局配置政策について"待ち行列理論とその応用シンポジウム. 207-216 (2002)
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[Publications] 小上 賢一: "東工大LAN測定データに基づいたWebトラフィックモデル"待ち行列理論とその応用シンポジウム. 268-277 (2002)
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[Publications] 藤田 陽子: "混雑した電車における乗降時の乗客行動シミュレーション"待ち行列理論とその応用シンポジウム. 304-313
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[Publications] 高橋 幸雄: "混雑と待ち"朝倉書店. 221 (2001)