1999 Fiscal Year Annual Research Report
都市の盛衰過程-クラッセン仮説とロキシー指標に基く実証分析-
Project/Area Number |
11490031
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Gakushuin University |
Principal Investigator |
川嶋 辰彦 学習院大学, 経済学部, 教授 (40080353)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平岡 夫之 三菱総合研究所, 国土基盤部国土環境室, 室長・主任研究員
山村 悦夫 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究科, 教授 (00001230)
田中 伸英 学習院大学, 経済学部, 教授 (10118763)
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Keywords | 空間システム / 空間的循環過程 / フラッセン仮説 / 都市圏 / 都市の盛衰 / ROXY指標 |
Research Abstract |
第一年目の研究実績として、空間的循環過程特性について下記の新たな知見を得た。 1.我が国の「都市圏システム(FURシステム)」および「都市圏の中心都市・システム(FURコア・システム)」に関して。 (1)FURシステムは、集中化段階をほぼ終え近い将来加速的分散化段階に入る可能性が大きい。 (2)FURコア・システムは、分散化段階をほぼ終え近い将来加速的再集中化段階に入る可能性が大きい。 (3)FURコア・システムは、空間的循環過程経路上をFURシステムに比較して凡そ20年先行している。 2.我が国の「巨大都市圏システム(巨大FURシステム)」および「中小都市圏システム(中小FURシステム)」に関して。 (1)巨大FURシステムは、減速的分散化段階の後半期にある。 (2)中小FURシステムは、減速的集中化段階の後半期にある。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Hirvonen,Martti: "Long-term Urban Development of the Finnish Population:Application of the ROXY Index Analytical Method"学習院大学 経済論集. 36・2. 243-263 (1999)
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[Publications] Fukatsu,Atsumi: "Urbanization,Suburbanization and Reurbanization: ROXY-index Analysis for the Chuo-line Region of Tokyo"学習院大学 経済論集. 36・3. 389-414 (1999)