1999 Fiscal Year Annual Research Report
地域教育経営サポートシステムの構築に関する調査研究
Project/Area Number |
11610242
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
宮腰 英一 東北大学, 教育学部, 教授 (50166138)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小泉 祥一 東北大学, 教育学部, 教授 (30136410)
水原 克敏 東北大学, 教育学部, 教授 (00124628)
大桃 敏行 東北大学, 教育学部, 教授 (10201386)
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Keywords | サポートシステム / コンサルテーション / 市町村教育委員会 / 学校と地域の連携 / 学校の自主性・自律性 / 開かれた学校づくり / 人材活用 / 校長のリーダーシップ |
Research Abstract |
本年度の研究は、(1)学校経営のサポートシステムに関する実態調査研究、(2)東北6県の市町村教委約420に対し「学校と地域の連携」及び「学校の自主性・自律性の確立」に向けての取組みを問うアンケート調査を実施した。(アンケートの分析は次年度)(1)に関して下記の地方自治体への訪問調査を実施し、次のような結果を得た。(1)石川県金沢市:小学校における英語活動の実践への地域の人材活用の試み、同川北町(地域の自然と人材を活かした教材作成と「手取川プラン」の実施)、N県立商業高校(地域振興への学校と地元商店街の連携)、(2)福島県葛尾村立中学校(阿武隈ネットワークづくりの実践)、(3)市川市教委(市川市コミュニティスクールによる学校教育への地域人材・社会人活用)、(4)川崎市教委(「地域教育会議」の結成による青少年の育成事業の実施)、(5)高知県調査(「土佐の教育改革」プランの検証)、高知県教委、高知市教委、同市立小学校、南国市教委、土佐市教委、須崎市教委を訪問し、「開かれた学校づくり」の内容について調査し、地域教育指導主事の全市町村への配置、総地域教育推進協議会を市町村に設置しての地域ぐるみの教育支援の実施、開かれた学校づくり推進委員会の設置による地域特性を活かした体験活動の実施など、を解明した。 これらの研究成果は、日本教育制度学会第7回大会(信州大学)「課題別セッション:教育行政・学校運営制度改革をめぐって」「学校サポートシステム構築の可能性をめぐって」(宮腰英一)、東北教育学会第57回大会「学校経営における地域の教育資源活用に関する事例研究」(研究協力者:大迫章史、小杉夏子)、「開かれた学校づくりへの地方教育行政のサポートに関する事例研究」(研究協力者:泉山靖人、岡敬一郎)にて発表した。
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Research Products
(1 results)