ニューカマーの子どもたちへの教育支援に関する研究 ―学校文化のマッチングの視点から―

1999 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 11610248
• Research Institution: The University of Tokyo
• Principal Investigator: 志水 宏吉 東京大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (40196514)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 小澤 浩明 中京大学, 社会学部, 専任講師 (60288438) ; 酒井 朗 お茶の水女子大学, 文教育学部, 助教授 (90211929) ; 近藤 邦夫 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (40095790)
• Keywords: ニューカマー / マイノリティー / 学校文化 / 適応 / 教育戦略

Research Abstract

本研究は、平成9・10年度に助成を受けた研究(「ニューカマーの子どもたちに対する教育支援の研究-大都市圏におけるフィールド調査から」、課題番号:0960242、研究代表:志水宏吉)を継続するものである。
本平成11年度においては、首都圏3地域(東京都新宿区・神奈川県横浜市・同大和市)におけるフィールド調査を継続する一方で、平成11年8月に、ブラジル・サンパウロ市とトゥッパン市において、現地調査を実施した。調査の主要テーマは、1)ブラジルにおける日系人コミュニティーの現状と出稼ぎ状況の把握、2)ブラジルの学校制度と教育改革の動向の把握、3)日本在住経験のある家族に対する聴き取り、の3点である。
結果の一部は、2000年4月に刊行される、日本教育社会学会編『教育社会学研究』第66集誌上に、志水「裏側のニッポン―南米日系人の出稼ぎと学校教育」と題して報告する予定である。