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1999 Fiscal Year Annual Research Report

セミドライMQL/冷風加工における空気冷却メカニズムの解明と冷却高率向上の検討

Research Project

Project/Area Number 11650139
Research InstitutionKogakuin University

Principal Investigator

横川 宗彦  工学院大学, 工学部, 助教授 (10191496)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大竹 浩靖  工学院大学, 工学部, 講師 (40255609)
Keywords環境 / セミドライ加工 / ドライ加工 / 冷風加工 / 冷却
Research Abstract

環境保護の観点から,油剤を使用しないセミドライMQL加工やドライ冷風加工などにおいて,空気の加工点の冷却メカニズム,加工熱と供給空気冷却との熱収支限界の基礎関係を把握するための実験装置と解析プログラムを作成し,またCBN研削により実際の研削データにより基礎的に確認した.具体的には,空気で加工点の冷却を行う場合の除熱限界量を,下記の単純化した単相流熱伝達モデル実験と解析を行った.加工点の発熱現象を単純化および理想化するため,被削材に平板のS50CやSCM435H(HRC50)を用い,研削加工による発熱現象の変わりに,被研削エネルギから想定した発熱量を,赤外線加熱器で被削材表面に過熱した.このとき,通常の赤外線では,スポットで加熱をすることが困難であることから,赤外線加熱器のレンズ集光部に石英光ファイバーを用いて,スポット(φ6mm)で1000℃の加熱ができるようにした.その加熱点に対して,空気冷却装置で生成した圧縮空気(温度+30〜-60℃,流量0〜700NL/min,圧力0.1〜0.7MPa)による衝突噴流を,供給条件を変化させて伝熱面にあてて冷却し,そのときの温度変動や定常温度状態を,被削材伝熱面に配置して埋め込んだシース型伝対(φ 1mm)によって測定した.ここで,発熱点の空気除熱伝熱関係を,差分法を用いて逆問題解析をするプログラムを作成し,種々の供給条件における冷却特性を求められるようにした.また,CBNホイールでSCM435H(HRC50)を単位時間あたり研削しろ断面積90〜1800mm^2/minで冷風円筒研削を行い,加工点温度,研削中の工作物表面温度,工作物の表面組織状態,硬さ分布,残留応力分布を測定し,基礎的研削発熱量の測定と各項目に対して0.2Nm^3/min,-40℃の冷風で油剤冷却と同じ効果があることを確認した.

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 横川宗彦,渡辺孝文: "冷風研削加工に関する研究(第7報)"1999年度砥粒加工学会学術講演会講演論文集. 91-92 (1999)

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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