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1999 Fiscal Year Annual Research Report

J型結腸嚢肛門吻合術後不完全排便の研究

Research Project

Project/Area Number 11671288
Research InstitutionHyogo Medical University

Principal Investigator

楠 正人  兵庫医科大学, 医学部, 助教授 (50192026)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 池内 浩基  兵庫医科大学, 医学部, 助手 (80319863)
柳 秀憲  兵庫医科大学, 医学部, 助手 (50241170)
荘司 康嗣  兵庫医科大学, 医学部, 助手 (20226301)
Keywords直腸癌 / 粘膜肛門吻合術 / 排便機能
Research Abstract

1.J型結腸嚢肛門吻合術(CAA)後の排便機能を調査するためアンケートを行った。術後、生存および所在の確認できた56人にアンケートを送付し、42人から返答を得た。回答率は75%であった。不完全排便の定義としては、排便後1時間以内に続けてトイレに行きたくなる状態と定義したが、このような現症は42人中40人(95%)に認められた。不完全排便が起こる頻度は1週間に2〜3回程度が17人と最も多く、1週間に1回程度が10人、毎日が8人、稀に、が5人であった。また、このような状態が生じたとき、完全に排便が終わるまで続けてトイレに行く回数は平均3.2回であった。不完全排便の原因解明のため、現在Manometry、Defecography、直腸エコー検査などを行い、括約筋の機能、J-pouchの排便に伴う形態の変化などを検索中である。また、症状改善のために膨張性下剤であるカルボキシメチルセルロースナトリウムを投与したところ、排便状態の改善を認めた症例があり、今後の検討課題としている。更に近年、多く行われているJ型結腸嚢肛門管吻合術後にも同様の症状を認め、その頻度を明らかにするとともに排便機能と同様に問題となっている直腸癌術後の性機能障害の頻度を明らかにするため121人の患者に対し、再度アンケート調査を行っているところである。
2.残存直腸粘膜とJ-pouch内の粘膜生検を行い、神経伝達物質との関連を検討中である。また、粘膜のアポトーシス関連物質の免疫組織染色を行って術後の粘膜再生状態と排便機能の関連を検討中である。

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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