1999 Fiscal Year Annual Research Report
ニューロ理論を応用したCAD/CAMシステムにおける修復物マージン位置の最適化
Project/Area Number |
11671904
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
高瀬 保晶 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (60171443)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
牛木 猛雄 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (40203509)
平井 義人 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (80119742)
石川 達也 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (30085708)
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Keywords | CAD / CAM / H-Netニューロ / 歯頸部マージン / 三次元計測 |
Research Abstract |
歯科用CAD/CAM装置を用いた歯冠修復物の作製にさいして,歯列模型から得られる形態情報が適合の良否を決定する大きな因子である.形状読み取り,特に歯冠修復物マージンを高精度かつ短時間に処理することを目的として,以下の研究を行った. 方法:使用した模型はメラミン製下顎第一大臼歯(ニッシン製)にヘビーシャンファータイプのマージン形態に形成した.5倍速コントラハンドピースと,レギュラーメッシュのダイアモンドポイント(#310,松風)を用い支台歯形成し,付加重合型シリコーン印象材を用いて可撤式歯列模型(ニューフジロックブラウン)を作製した.光学式汎用形状計測装置を用い,咬合面側一方向から同一模型を25,50,100,200,500マイクロメータの読みとり精度で計測した.データは三次元点群データとして記録し,各点群を結ぶメッシュを作成した.また,同一模型に対して側面から写真撮影を行い,重ね合わせの資料とした. 結果:点群データと写真との重ね合わせから,低精度の読み込みでは,高速の読み込みは可能であるが,臨床的に使用できる精度の確保が困難であることが判明した.特にマージン部分,傾斜の少ない軸面部分はz軸の変動が大きく,計測試料と得られた点群データとの間でも同様の傾向を示した. 精度の向上と高速処理を目指して,収集した三次元点群データをH-Net Discovery4.01の補間処理が可能となる変換ソフトウエアを現在開発中である.
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