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1999 Fiscal Year Annual Research Report

パーキンソン病治療を目的とした脳由来細胞へのチロシンヒドロキシラーゼ遺伝子の導入

Research Project

Project/Area Number 11672264
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

松尾 浩民  九州大学, 大学院・薬学部研究科, 助手 (60274479)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 際田 弘志  徳島大学, 薬学部, 教授 (50120184)
小藪 紀子  九州大学, 大学院・薬学部研究科, 助手 (00315102)
澤田 康文  九州大学, 大学院・薬学部研究科, 教授 (80114502)
菊地 寛  第一製薬株式会社, 創剤研究所, 主任研究員
原島 秀吉  北海道大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (00183567)
Keywords膜融合リポソーム / in vitro / in vivo / 脳毛細血管内皮細胞 / 遺伝子の発現
Research Abstract

本年度は膜融合リポソームによる細胞への遺伝子導入を試みるために、遺伝子としてβガラクトシダーゼ遺伝子(β-gal)を用い、マウス脳毛細血管内皮細胞(MBEC4 細胞)およびin vivoにおける発現について検討を行った。
・β-gal封入膜融合リポソームの調製:ホスファチジルコリン、ホスファチジルセリン、コレステロールを基材とし、薄膜法によりβ-gal封入リポソームを調整した。さらに、紫外線照射により不活性化したセンダイウイルス(HVJ)と反応された後、ショ糖密度勾配により未反応のHVJを除去し、β-gal封入膜融合リポソーム(β-gal-HL)を調製した。β-galの封入率は約10%だった。
・in vitro実験:MBEC4細胞にβ-gal-HL、β-galと膜融合能を持たないリポソーム(CL)との併用あるいはβ-galのみを投与した。投与2日後にβ-galの発現についてウェスタンブロッティングおよび染色により検討した。その結果、β-gal-HL投与群においてのみβ-galの発現が認められた。
・in vivo実験:ラットの外頚動脈よりβ-gal-HL、β-galとCLとの併用あるいはβ-galのみを投与した。投与4日後にラットの脳より脳毛細血管を単離し、β-galの発現についてウェスタンブロッティングおよび染色により検討した。その結果、in vitro実験と同様に、β-gal-HL投与群においてのみβ-galの発現が認められた。
以上の結果より、膜融合リポソームはin vitroのみならずin vivoにおいても遺伝子ベクターとして有用であることが示唆された。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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