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2000 Fiscal Year Annual Research Report

学校教育改革(学士編入)に対する看護専門学校卒業生の意識調査

Research Project

Project/Area Number 11672357
Research InstitutionJapanese Red Cross College of Nursing

Principal Investigator

樋口 康子  日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (50198991)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐々木 幾美  日本赤十字看護大学, 看護学部, 講師 (90257270)
川原 由佳里  日本赤十字看護大学, 看護学部, 講師 (70308287)
濱田 悦子  日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (10208580)
吉田 みつ子  日本赤十字看護大学, 看護学部, 講師 (80308288)
Keywords編入学制度 / 看護系大学 / 看護専門学校
Research Abstract

本研究は、3年課程看護専門学校の卒業生及び在校生を対象に大学編入の門戸拡大という制度改革に対する意識調査を行い、その課題を明らかにすることを目的とした。今年度は研究の枠組みから調査票を作成し、郵送法によって調査を実施した。調査時期は2000年4月3日〜4月21日であり、対象者は卒業生420名、在校生432名、合計853名であった。回答数(回収率)は、卒業生330名(78.6%)、在校生257名(59.5%)、合計587名(68.8%)であった。ここでは、看護専門学校の卒業生による回答を中心とした分析結果と、看護専門学校在校生及び看護短期大学在校生との比較結果から、明らかになった点を報告する。
看護専門学校卒業生が編入学を希望する理由としては、一般教養を深め、人間的成長を求める点が第一であり、次いで自己の看護実践能力を高めたいとするものが多く、求める学習内容や方法にも反映されていた。その一方で研究を中心とした学習についてはその理由として挙げるものは少なかった。また約7割の者が休職制度の利用を、約半数の者が再雇用を希望しており、卒業後の就業について不安を感じている状況が明らかになった。
また、看護専門学校在校生及び看護短期大学在校生の比較では、看護専門学校生の方が編入学制度の認知度が有意に高く、関心が高いという特徴がみられた。また、看護専門学校生の方が編入学に必要な学費を親に頼るのではなく、自分でやりくりしたいと考えている者が多かった。編入学課程における学習ニーズは看護専門学校生、看護短大生ともに差が見られず、いずれも学士号の取得や看護をさらに学ぶこと、保健婦免許の取得、一般教養を深めることなどが挙げられていた。
上記の結果は、「日本教育制度学会第8回大会」において、「看護教育制度改革(学士編入)に対する看護専門学校卒業生の意識」、「看護専門学校生と看護短大生の学士編入に対する意識」として発表した。
来年度は、これらの結果をさらに深く考察し、報告書としてまとめる予定である。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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