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1999 Fiscal Year Annual Research Report

アフリカにおける野生動物寄生病原体の新宿主獲得戦略の分子論的解析

Research Project

Project/Area Number 11691164
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (A)

Section一般
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

杉本 千尋  北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 助教授 (90231373)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高井 伸二  北里大学, 獣医畜産学部, 助教授 (80137900)
大橋 和彦  北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 助手 (90250498)
小沼 操  北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 教授 (70109510)
福士 秀人  岐阜大学, 農学部, 助教授 (10156763)
Keywords野生動物 / 馬ヘルペスウイルス / Rhodococcus equi / バベシア / タイレリア / 住血原虫
Research Abstract

今年度は南アフリカ共和国およびケニアでの調査を行った。南アフリカ獣医学研究所原虫研究部門、ウイルス研究部門、細菌研究部門およびプレトリア大学獣医学部熱帯獣医学研究部門の協力を得て、各種の野生動物(ブルーウィルデビースト、ブラックウィルデビースト、シマウマ、サイ、スプリングボック、クドゥ、エランド、インパラ、ライオン、ハイエナ、アフリカスイギュウ、キリン)の血液材料からDNAを抽出した。これらは日本に持ち帰り、ヘルペスウイルス、住血原虫(タイレリア、バベシア)などの遺伝子を標的にPCRを実施し、各種病原体の保有状況を解析している。また南アのロバから分離されたヘルペスウイルスDNA試料も調製し、遺伝子解析を行い馬ヘルペスウイルスとの類縁関係を解析中である。
プレトリア近郊2カ所の馬飼育地の土壌を採取し、これらを選択培地に接種し、30℃、2日間培養してRhodococcusequiを分離した。ほぼ全サンプルからR.equiが分離されたが、これら120株について日本に持ち帰り、詳細な検査を行った。病原性プラスミドの保有状況を調べたところ、現在まで2株の強毒株が得られている。そのプラスミド保有パターンは、過去欧州飼育馬から検出されたR.equiのそれと同一であり、南ア固有のものではなく、おそらく輸入馬が持ち込んだものと考えられた。また各種の臨床材料から分離、保存されていたR.equi分離株についても入手し、分子疫学的な解析を行っている。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2014-01-20  

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