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2000 Fiscal Year Annual Research Report

魚類グロビン遺伝子の発現調節の分子機構

Research Project

Project/Area Number 11694198
Research InstitutionTokyo University of Fisheries

Principal Investigator

青木 宙  東京水産大学, 水産学部, 教授 (00051805)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 廣野 育生  東京水産大学, 水産学部, 助手 (00270926)
Keywordsグロビン遺伝子 / ゲノム / 分子進化 / 発生段階特異的発現
Research Abstract

コイの3タイプのαおよびβグロビン遺伝子は発生段階において発現する時期が異なることがわかった。特にタイプ1は特徴的な発現パターンを示した。まず、胚時期に発現し、ふか直後にはほとんど発現しなくなるが、成長とともに発現量が増加して来た。タイプ1グロビン遺伝子については少なくとも6個の遺伝子が1個体に存在することから、これらのプロモーター領域の構造について解析したところ、No.1とNo.3、No.5、6および7がそれぞれ相同な構造をしており、No.4はどちらのタイプとも相同な構造を有していなかった。このことから、タイプ1には少なくとも3つのサブタイプが存在すると考えられた。このことから、タイプ1の発現パターンを明らかにするために、発生段階の異なるコイの胚を用いてタイプグロビン遺伝子の発現解析を行った。αおよびβグロビン遺伝子のcDNAを5つの異なる発生時期(胚胎形成期、尾部形成期、心臓形成期、血液循環開始期、孵化直前)より作製し、これらを鋳型にタイプIのプライマーで増幅し、増幅DNA断片をT-vectorにクローン化し塩基配列を決定した。αグロビン遺伝子は各5段階ごとに50クローンずつ塩基配列を解析したところ、すべての発生段階においてNo.3、No.5、No.7タイプが発現していた。No.3タイプは心臓形成期および血液循環開始期に発現量の増加がみられ胚胎形成期には少量のNo.6タイプも発現していた。しかし、No.4タイプについては、現在までにその発現が確認できていない。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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