2000 Fiscal Year Annual Research Report
中国工科系大学におけるマルチメディア語学教育の実験・調査研究
Project/Area Number |
11695006
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
山本 淳 豊橋技術科学大学, 語学センター, 教授 (10191412)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村松 由起子 豊橋技術科学大学, 語学センター, 講師 (40239546)
山内 啓介 愛知淑徳大学, コミュニケーション学部, 教授 (50139945)
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Keywords | マルチメディア語学教育 / インターネット / 異文化コミュケーション / 中国 / 日本語教育 / CGIプログラム / 文字コード / 文字化け |
Research Abstract |
当該研究期間の平成12年度は日本から中国の工科系大学、天津大学へ研究者を派遣した。豊橋技術科学大学から研究分担者、村松由起子が平成12年8月に2週間、山内啓介が同9月に2週間、それぞれ天津大学に滞在した。日本語教育専門家として効果的学習の方法を調査研究し、日本語教育の改善工夫に寄与すべく、天津大学研究者と共同研究を行った。あわせて、中国の工科系大学におけるマルチメディア語学教育の推進状況を把握した。 日本語教育のカリキュラムにインターネットを用いた授業の導入を検討し、天津大学と豊橋技術科学大学の日本語研究室または日本語担当者の教官室に設置したパソコンを用いて実験を行った。コンピュータのOSにWin98を用いて、通信の回線状況、処理速度、LANのようすなど、平成12年度の調査と研究の実験に予定した成果を得た。すなわち日本からの音声ファイル、静止画像の伝送、中国側から日本にあるパソコンのCGIプログラムに日本語による書き込みを行った結果、インターネットを通じてホームページにアクセスをした日本語教育の実現は双方のカリキュラムの調整で実現可能となることがわかった。 また、マルチメディア語学教育とは如何なるものかについて実践的体験を得るため、技科大共通科目「異文化コミュニケーション」と天津大日本語科目の間で授業交流を行い、可能なところから段階的にインターネットの利用を試みた。その結果、天津大の学生に日本語でE-mailを送信してもらうことが実現し、今後本格的なマルチメディア導入に向けての実践例を示すことができた。
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