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1999 Fiscal Year Annual Research Report

1999年ベネズエラ国で発生した洪水・土砂災害に関する調査研究

Research Project

Project/Area Number 11800020
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

高橋 保  京都大学, 防災研究所, 教授 (40027230)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 恩田 裕一  筑波大学, 地球科学系, 講師 (00221862)
中川 一  京都大学, 防災研究所, 助教授 (80144393)
千木良 雅弘  京都大学, 防災研究所, 教授 (00293960)
牧 紀男  理化学研究所, 地震防災フロンティアー研究センター, 研究員 (40283642)
Keywordsベネズエラ / 1999年災害 / 土砂災害 / 崩壊 / 災害対策
Research Abstract

1999年12月、ベネズエラ国北部海岸地域で大規模な土砂災害・洪水災害が発生した。死者は数万人に及び、50万人以上が家屋の流失等による直接被害を受けた。我が国においても土砂災害が頻発し、土砂災害対策が緊急の課題であることから、本災害の実地調査を行い、この分野の研究の進展に寄与することを目的としている。
2000年3月12日から、正味7日間、研究組織の5名全員による実地調査を行った。まず、ヘリコプターによって、特に災害が激しかったバルガス州の状況の概要を把握した。これにより、災害原因が大きくは二つにパターン分けされることが分かった。一つは海岸沿いに屏風状に展開する泥岩を主体とする急斜面の夥しい崩壊で、これによって、海岸線に平行する国道とその周辺斜面に立地する集落が直接被災しているものであり、もう一つは泥岩山地の奥に広く展開する片麻岩を主体とする山地から流れ出る河川に発生した土石流によって、広大な扇状地が被災したものである。
地上での調査は、特にバルガス州の西部に位置するナイグアタとカムリ・グランデの両河川と扇状地について、土砂の流出機構、堆積機構、災害の実態、地質調査、崩壊調査を詳細に行うと共に、資料収集、聞き込み調査も綿密に行った。また、調査結果や被災河川の復旧計画について、現地技術者との間で報告会も開催した。

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Published: 2001-10-22   Modified: 2016-04-21  

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