1999 Fiscal Year Annual Research Report
アレルギー性気道炎症における気道温度の測定とモニタリングの開発
Project/Area Number |
11877101
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
茆原 順一 秋田大学, 医学部, 教授 (80197615)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 佳美 秋田大学, 医学部, 助手 (90292383)
萱場 広之 秋田大学, 医学部, 講師 (70224706)
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Keywords | 気管支喘息 / アレルギー性炎症 / 呼気温度 |
Research Abstract |
気管支喘息をはじめアレルギー性疾患は,アレルギー性炎症疾患として捉えられている.しかし,炎症にとっての一つの特徴である発熱という現象に関しての検討は少ない.そこで,気道炎症の発熱を呼気温度にて検討し得るのではないかと着目し,健常人で最大吸気後に最大呼気操作を行い,呼気中温度の基礎的な検討を行った. 今回は基礎的検討に重点を置き,対象を健常者とした.測定法には瞬時に温度変化を捉えられる温度センサーを用いた.はじめに被検者の体温を測定した.呼気測定の温度センサーの一は,(1)マウスピースの奥側(口と咽頭中間)(2)マウスピースの中央側で比較した.次いで,最大吸気後にゆっくり呼出させる方法と,急速に呼出させる方法と2通りで行った.また,(3)マウスピースの出口を半閉の状態でのマウスピースの奥の状態,(4)マウスピースの出口を半閉のマウスピースの中央の状態,(5)100mlのビニール袋に呼出させながらの温度測定例.(6)鼻マスクによる鼻呼気温度の測定である.(1)〜(6)において体温補正を行った.測定時の室温は一定で行った. 最大呼気条件による測定値に及ぼす影響について検討した結果(1)と(3)は,口部での測定である(2)と(4)に比較し高値であった.鼻マスクはマウスピース法より低置であった.また,体温との日をとって補正したところ,ゆっくり呼出させた方が安定しており,(3)の方法が最も安定した値が得られた.また,いずれの方法でも体温より低値を示した.
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Research Products
(8 results)
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[Publications] Chihara, J. et al.: "Signaling via B_2integrin prolongs eosinophil sarvival"J. Allergy Clin Immunol. in press. (2000)
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[Publications] Honda, K. et al.: "Eosinophil activation by eotaxin-Eotaxin primes the production of reactive oxygen species from eosinophils"Allergy. in press. (2000)
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[Publications] Kayaba, H. et al.: "The markers in the sera of GVHD patients after bone marrow transplantation"J. Allergy Clin Immunol. in press. (2000)
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[Publications] Honda, K. et al.: "Effect of eotaxin on the generation of reactive oxygen species from eosinophil cell line YY-1"Int. Arch. Allergy Immunol. 120. 48-50 (1999)
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[Publications] Yamada, H. et al.: "Overexpression of CD11b on eosinophils in atopic dermatitis : Downregulation by cyclosporin A"Int. Arch. Allergy Immunol.. 120. 100-103 (1999)
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[Publications] Higashimoto, I. et al.: "Adhesion to fibronection regulates expression of intercellular adhesion molocule-1 on eosinophilic cells"Int. Arch. Allergy Immunol.. 120. 34-37 (1999)
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[Publications] 茆原順一: "ロイユトリエンと気管支喘息"医薬ジャーナル社. 123 (1999)
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[Publications] 茆原順一: "好酸球、呼吸器疾患"医歯薬出版. 608 (1999)