1999 Fiscal Year Annual Research Report
動脈硬化性病変に対する血管拡張術後の再狭窄予防目的の放射線治療の有用性の検討
Project/Area Number |
11877148
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
永田 靖 京都大学, 大学院・医学研究科, 講師 (10228033)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
溝脇 尚志 京都大学, 大学院・医学研究科, 助手 (90314210)
小久保 雅樹 京都大学, 大学院・医学研究科, 助手 (90283605)
光森 通英 京都大学, 大学院・医学研究科, 講師 (10263089)
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Keywords | 血管内照射 / 放射線治療 / カテーテル / 小線源 / 冠動脈狭窄症 / 線量測定 / 閉塞性動脈硬化症 / 動物実験 |
Research Abstract |
閉塞性動脈硬化症、冠動脈狭窄症に対する血管拡張術後の内膜再増殖予防目的の血管内小線源放射線療法の有用性を、以下の方法で検討した。 1.血管内照射用線源誘導カテーテルの開発 閉塞性動脈硬化症や冠動脈狭窄症に血管内照射を行うための、適切な線源誘導カテーテルの作成としての必要条件は、遠位側の血管にある程度の血流量が保たれていることと、血管内腔の中心に線源が位置すること、そしてある程度の硬度を持った線源がスムーズに内腔を通過すること、である。我々は、4Frの螺旋型のバルーンカテーテルを試作しているが、それを改良して以下の動物実験に用いた。実験モデルには18-20Kgのビーグル犬を用いた。全身麻酔下で、その右頸動脈血管を露出し、冠動脈にガイドカテーテルをすすめた。その後、そのガイドカテーテル内部に試作した血管内照射用カテーテルを挿入して、その末梢への流量確保とカテーテルの耐久性を検討した。その結果、末梢の流量は十分に確保できたが、バルーンの耐久性に問題があり、今後の改良の必要性を示唆した。また模擬線源の挿入は抵抗もなくセンターリングもスムーズであった。 2.小線源近傍線量測定法の開発 本研究では、TLDシートを既存のイリジウム用小線源カテーテルの周囲に垂直方向および水平方向に配置してから実際のイリジウム照射線源を用いて照射実験を行った。具体的にはイリジウムの線源間隔を0.5mm,1mm,2mm,3mm,5mmとした上で、線源近傍の線量分布を実測した。また、曲率半径の異なった半弧状に線源を配置してその線量分布を測定した。線源の柔軟性についても別途に測定した。それらの結果から、線源長が3mmのイリジウム線源を用いる場合、線源間隔は1mmが最適であっると考えられた。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Nagata Y.,Kokubo M.,et al.: "Clinical results of transcatheter arterial infusion for uterine cervical cancer"Am J Clin Oncol. 22. 97-102 (1999)
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[Publications] Yamamoto S.,Nagata Y.,et al.: "Differences in target outline delineation from CT scans of brain tumors using different methods and different observers"Radiother.Oncol. 50. 151-156 (1999)
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[Publications] Nishimura Y.,Nagata Y.,et al.: "External-beam radiation therapy with or without high-dose-rate intraluminal brachytherapy for superficial esophageal cancer"Cancer. 86. 220-228 (1999)
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[Publications] Shibuya K.Nagata Y,et al.: "Transcatheter arterial infusion therapy in the treatment of advanced pancreatic cancer : A feasibility study. Cardiovasc."Intervent.Radiol. 22. 196-200 (1999)
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[Publications] Saitoh H,Nagata Y,et al.: "Angiographic changes in uterine cervical cancer during the course of transarterial infusion chemotherapy"Radiation Medicine. 17. 305-309 (1999)
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[Publications] Fujishiro S,Nagata Y,et al.: "Evaluation of long-term cosmetic results and complications following breast conserving surgery and radiation therapy for breast cancer"J Jpn Soc Ther Raiol Oncol. 11. 287-294 (1999)