1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11877248
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
高取 吉雄 東京大学, 医学部・附属病院分院, 助教授 (40179461)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永井 一郎 東京大学, 医学部・附属病院分院, 助手 (00302696)
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Keywords | 特発性大腿骨頭壊死症 / 骨壊死 |
Research Abstract |
筒型内固定体とその挿入器具を設計し、実際に作製して、内固定体自体および挿入器具の問題点を調べた。 1.筒型内固定体の概念 この内固定材は、上下が開放した筒状の構造で、外壁にネジ山を有する形状とした。素材は生体親和性の高いチタンを選択した。使用に際しては、大腿骨頭の内下方から骨頭頂点を向けて挿入することを想定している。挿入された筒型内固定体は、罹患大腿骨頭内の頚部に近い側では、骨を筒の内部と外部に分断する。一方、関節面に近い部位では連続したままの状態である。大腿骨頭の中央に、壊死骨と健常骨の分界面が存在する場合には、内固定体の挿入により、壊死骨の形状は半球状から筒の内部の骨を加えた茸状に変化し、分界面の形状は単純な面ではなくなる。また壊死骨と健常骨とは筒型内固定体の外部のネジ山で固定される。この結果、大腿骨頭は、地滑り様の移動あるいは陥入を起こしにくくなると考えられる。 2.内固定材および挿入器具の製作 上記の考えに基づき、筒型内固定体と挿入用の器械を製作した。 3.挿入実験 筒型内固定体挿入実験は、(1)模型骨への挿入、(2)摘出した大腿骨頭への挿入、(3)解剖用遺体への挿入の3方法で行なった。サイズおよび器具の問題点が明らかとなったので、改良に着手している。
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