1999 Fiscal Year Annual Research Report
特定領域研究(B)「遺伝子改変動物を用いたヒスタミンの新規機能の発見」申請準備
Project/Area Number |
11897001
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
渡邉 建彦 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70028356)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大内 和雄 東北大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (20006357)
渡辺 武 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (40028684)
市川 厚 京都大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (10025695)
福井 裕行 徳島大学, 薬学部, 教授 (90112052)
亀井 千晃 岡山大学, 薬学部, 教授 (60116449)
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Keywords | ヒスタミン / ヒスチジン脱炭酸酵素 / H1受容体 / H2受容体 / ノックアウトマウス |
Research Abstract |
ヒスタミンは、I型アレルギー性疾患、消化性潰瘍などの病態に関連することはよく知られているが、その生理学的役割は、胃酸分泌を除き、不明である。しかし、最近、渡辺武らによりヒスタミンH1およびH2受容体ノックアウトマウスが、大津らによりヒスタミンの合成酵素であるヒスチジン脱炭酸酵素ノックアウトマウスが作成された。これらのノックアウトマウス、あるいは過剰発現マウスなど遺伝子改変動物の種々の機能をそれぞれの野性型マウスと比較検討することにより、ヒスタミンの生理学的役割が浮かび上がることが期待される。 上記のノックアウトマウスを用いて、ヒスタミンの既知機能を再評価すると共にヒスタミンの中枢、末梢における新規機能を探索すべく、本研究班班員を中心に共同研究を企画・調査した。その結果、渡辺建彦を研究代表者として平成12年度特定領域研究(B)「ヒスタミンの新機能の探索と既知機能の再評価―遺伝子改変動物を用いて―」を申請した。特に、神経可塑性、日内リズム、生殖、免疫、細胞増殖に焦点を絞り、各分担研究をコンパクトに構成した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 渡辺 建彦: "はじめに"別冊・医学のあゆみ「ヒスタミン研究の最近の進歩」. 4月15日号(印刷中). (2000)
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[Publications] 市川 厚: "ヒスチシジ脱炭酸酵素の分子生物学"別冊・医学のあゆみ「ヒスタミン研究の最近の進歩」. 4月15日号(印刷中). (2000)
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[Publications] 渡辺 武: "ヒスタミン H1,H2受容体遺伝子ノックアウトマウスの作成と評価"別冊・医学のあゆみ「ヒスタミン研究の最近の進歩」. 4月15日号(印刷中). (2000)
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[Publications] 大内 和雄: "脱炭とヒスタミン"別冊・医学のあゆみ「ヒスタミン研究の最近の進歩」. 4月15日号(印刷中). (2000)
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[Publications] 亀井 千晃: "ヒスタミンと記憶・学習"別冊・医学のあゆみ「ヒスタミン研究の最近の進歩」. 4月15日号(印刷中). (2000)
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[Publications] 福井 裕行: "ヒスタミンH1受容体の分子薬理学"別冊・医学のあゆみ「ヒスタミン研究の最近の進歩」. 4月15日号(印刷中). (2000)