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2013 Fiscal Year Annual Research Report

近代日本におけるナショナリズムの観察と記述の問題:構築主義の批判的検討を通して

Research Project

Project/Area Number 11J09138
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

新倉 貴仁  東京大学, 大学院総合文化研究科, 特別研究員(PD)

Keywordsナショナリズム / 文化 / 知識人 / 文化社会学 / 知識社会学 / 現代社会論 / 消費社会論
Research Abstract

本研究は、近代日本における〈国民〉と〈個人〉についての観察と記述の実践を分析することを通じて、ナショナリズムの社会学的な解明をめざすものである。とりわけ、第一次大戦後から高度成長期まで持続する「文化」の概念を中心としたナショナリズムについて、その言説の展開を、資本主義および産業といった社会の変容との相関で考察している。
2011年度におこなった、高度成長期に生じたナショナリズムの言説における断絶についての研究と、2012年度におこなった、第一次大戦後に生じた文化主義についての研究は、近代日本社会における量massの技術の導入と展開という課題を浮上させた。本年度は、この課題に関して、戦前から戦後にかけての「人口問題研究」、戦後の高度成長の条件となったオートメーション技術の導入を考察した。これらの研究を通じて、本研究は、日本社会におけるミドルクラスとナショナリズムの関係についての研究としてあらためて位置づけられる。以上の研究成果は、論文「ナショナリズムと社会変容―第一次大戦後から高度成長期までの「文化」を視軸として―」としてまとめられた。
これは、第一次大戦後から高度成長期におけるミドルクラスと文化の概念に注目することで、日本におけるナショナリズム研究に新たな知見を加えるものであると同時に、量massの技術の展開を歴史社会学的に再構成することによって、消費社会論に重要な貢献をなすものである。

Strategy for Future Research Activity

(抄録なし)

URL: 

Published: 2015-07-15  

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