2013 Fiscal Year Annual Research Report
日用品を利用した高齢者向けヘルスケアシステムの開発
Project/Area Number |
11J09182
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
齋藤 眸 (辻田 眸) 東京大学, 大学院情報学環・学際情報学府, 特別研究員(PD)
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Keywords | ヘルスケア支援 / 高齢者 / 笑顔促進 / 日常生活 / コミュニケーション / プロジェクション / 表情拡張 |
Research Abstract |
本研究では, 日用品を利用した高齢者向けヘルスケアシステムの提案を行っている. 本年度は初年度から継続的に取り組んできたに「HappinessCounter : 日常生活における笑顔形成促進による感情状態向上の支援1について, 日常生活で長期利用し得られた知見や, さらに学会発表などで得たフィードバックや助言を踏まえ, 有力な国際ジャーナルにおいて, 論文を執筆し, 総合的な知見を示した. さらに, 新しいアプローチとして「Vasque : 円卓メタファを利用した常時接続カジュアルコミュニケーションシステム」と「BrightFace : プロジェクションによる表情拡張システム」について設計・実装を行い, 学会発表を行った. Vasque常時接続のビデオコミュニケーションシステムは遠隔地間のカジュアルなコミュニケーションの機会を増やす手段として有効に働く可能性を秘めているにもかかわらず, 家庭内での使用はあまり普及していない. そこで本研究では, 円卓メタファを利用した常時接続カジュアルコミュニケーションシステムの提案を行う. 天井方向を向いた広角レンズを利用し, 不必要な人物や背景の映りこみを防ぐことで, プライバシーを考慮しながら, 複数地点を自然に結ぶ常時接続のビデオコミュニケーションシステムを試作した. BrightFace : 本研究では日常生活での対面会話のときに, 文字コミュニケーションで行われているアイコンの付加や漫画等で用いられている表現技法を利用し, ユーザの表現能力を拡張することで, お互いの感情理解を深め, コミュニケーション円滑化の支援になるのではないかと考えた. 本研究ではユーザの表情に応じて, アイコンをユーザの顔に投影し, 表現能力を拡張することで, コミュニケーション支援を行うシステム「BrightFace」の提案・実装を行った.
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Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
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Research Products
(6 results)