2004 Fiscal Year Annual Research Report
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12205001
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| Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
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Principal Investigator |
小笠原 直毅 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (10110553)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 泰太郎 福山大学, 生命工学部, 教授 (40115506)
大森 正之 埼玉大学, 理学部, 教授 (80013580)
林 哲也 宮崎大学, フロンティア科学実験総合センター, 教授 (10173014)
饗場 浩文 名古屋大学, 生命農学研究科, 助教授 (60211687)
久原 哲 九州大学, 農学研究院, 教授 (00153320)
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| Keywords | ゲノム / トランスクリプトーム / プロテオーム / メタボローム / バイオインフォマティックス |
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| Research Abstract |
本年度、「ゲノム生物学」では、以下のような研究の進捗・成果が得られた。(1)枯草菌、大腸菌及びシアノバクテリアの2成分制御系転写制御ネットワークの解明。枯草菌のMarR、TetRとMerRファミリーのHTH制御因子の支配するレギュロンの解析。出芽酵母の転写制御ネットワークの情報学的解析。(2)枯草菌の機能未知必須遺伝子の機能解析。らん藻の光合成及び環境応答に関わる情報伝達システムの解明。枯草菌の胞子形成システムの新たな視点からの研究。(3)病原性大腸菌のゲノム構造の多様性の解明。O157特異的遺伝子群の発現制御機構の同定。ウエルシュ菌のVirR/Sを中心とした病原遺伝子発現制御カスケードの解明と新規機能RNAの同定。腸炎ビブリオのタイプIII分泌系の機能解析とその基質の同定。(4)原始紅藻Cyanidioschyzon merolae核ゲノム16.4Mbpの配列決定とその遺伝子セットの詳細な解析。(5)細胞性粘菌の完全長cDNAライブラリーの配列決定による6,790遺伝子の同定とその上流調節領域の情報学的解析。(6)枯草菌と大腸菌のメタボローム解析。大腸菌代謝システムのモデル化。(7)膜蛋白質のトポロジー形成、小胞体、ミトコンドリアやペルオキシソームなどへの標的化アミノ酸配列の解明。(8)ホモロジーモデリングによる立体構造推定とそのデータベース化。(9)実験研究者コミュニティと協力した、枯草菌、シアノシアノバクテリアのゲノム機能データベースの開発。(10)細菌・真核微生物・高等真核生物の様々な遺伝子システムの研究、遺伝子システムとゲノム構造の進化の研究等の幅広いゲノム生物学研究の推進。総括班としては、領域内外の研究連携の推進のための、各種のシンポジウム、研究会の開催。各研究に必要な大型機器の購入、研究支援者の雇用や事業的経費の支援を行った。
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