2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12218102
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
吉川 裕之 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (40158415)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩坂 剛 佐賀大学, 医学部, 教授 (60117067)
八重樫 伸生 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (00241597)
関谷 宗英 千葉大学, 医学部, 教授 (00092065)
藤井 多久磨 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (10218969)
金澤 浩二 琉球大学, 医学部, 教授 (50092680)
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Keywords | 子宮頸がん / CIN / HPV / コホート研究 / HLA / クラミジア抗体 / CMV抗体 / パートナー数 |
Research Abstract |
CINの癌への進展に関与する因子を解明するため、CINI/II症例のコホート研究を行っている。CIN IIIへの進展例が急増しており、平成16年度中の解析が期待できる。登録数は900例に達し、平成16年6月30日に登録を終了した。今回、厳しく適格規準を設定し、509例において中間解析を行った。 進展しやすい因子は、単変量解析では、年齢(30歳代),CIN grade(I), HLA DR1302,sexual partners(多)、HPV16/18/33/52/58感染が有意な因子として抽出された。有意にならなかったがその傾向のあるものとしてCMV IgG陽性,Chlamydia IgG陽性があった。観察を続けることで有意になる可能性がある。HPVはHPV16/18/33/52/58では有意に進展に関連があった。多変量解析ではCIN grade(p<0.05), sexual partners(p<0.05), DR1302(p<0.05), HPV16/18/33/52/58(p<0.05)だけが有意な因子として残った。DR1302が進展に対してprotectiveに働くことをコホート研究で立証したのは、本研究が初めてである。 消退しにくい(継続しやすい)因子は、単変量解析では、年齢(>30歳),CIN grade(I),HPV16/18/33/52/58,CMV IgG(陽性),Chlamydia IgG(陽性),smoking(喫煙),marital status(既婚),sexual partner number(>4)が有意なものとして抽出され、多変量解析では年齢(p<0.01)、HPV16/18/33/52/58(p<0.01)、sexual partners(p<0.01)、CIN grade(p=0.06marginal)が残った。
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Research Products
(6 results)