2000 Fiscal Year Annual Research Report
慢性関節リウマチの細胞回転制御遺伝子誘導療法の実用化に向けた検討
Project/Area Number |
12307012
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
宮坂 信之 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (30157622)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上阪 等 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (00251554)
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Keywords | 慢性関節リウマチ / 遺伝子療法 / サイクリン依存性キナーゼインヒビター / サイトカイン |
Research Abstract |
8週令のDBA/1JマウスにII型コラーゲンとCFAで免疫することにより関節炎を発症させる系を用い、サイクリン依存性キナーゼインヒビター(CDKI)遺伝子p16INK4aないしp21Cip1を持つ組換えアデノウイルスの関節内投与により遺伝子治療を行った。その結果、関節腫脹は抑制され、組織学的にも滑膜増殖や単核球浸潤は抑制され、骨・関節破壊も軽減した。さらに、関節炎発症後に治療を開始した場合でも有意の治療効果が得られた。また、遺伝子治療により、炎症性サイトカインの発現がメッセージ、蛋白レベルとも著明に抑制されていた。なお、これらの効果にp16INK4aとp21Cip1の間で有為な差を認めなかった。すでに我々はp16INK4aを用いた遺伝子治療の有効性をラットアジュバント関節炎の系で報告しているが(Nature Medicine 5:760,1999)、マウスコラーゲン関節炎においては関節特異的なp21Cip1誘導も有効な治療法となりうることが示された。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] K.Nasu,H.Kohsaka,Y.Nonomura,Y.Terada,H.Ito, .....N,Miyasaka: "Adenoviral transfer of cyclin-dependent kinase inhibitor genes suppresses collagen-Induced arthritis in mice."Journal of Immunology. 165. 7246-7252 (2000)
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[Publications] Y.Nonomura,H.Kohsaka,K.Nasu,Y.Terada,M.Ikeda,N.Miyasaka: "Suppression of arthritis by forced expression of cyclin-dependent kinase inhibitor P21Cip1 gene into the joints."International Immunology. (In press). (2001)