2000 Fiscal Year Annual Research Report
変革期における大企業ホワイトカラーの人事管理と業務管理-日米仏比較-
Project/Area Number |
12430007
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
中村 圭介 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (30227889)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石田 浩 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (40272504)
佐藤 博樹 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (60162468)
仁田 道夫 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (70139400)
石田 光男 同志社大学, 大学院・総合政策科学研究科, 教授 (40121587)
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Keywords | ホワイトカラー / 人事管理 / 業務管理 / 業務改革 / 業績管理 |
Research Abstract |
平成12年5月26日に第一回研究会を開催し,計12回の定例研究会を開いた。研究会では,メンバーおよび外部講師による報告と討論お行い,メンバー間の問題関心の共有を共通の研究枠組みの構築につとめた。研究会のテーマは,たとえば,「なぜ、いまホワイトカラーの業務管理と人事管理か」、「いま,ホワイトカラー研究は?と聞かれて」,「ホワイトカラー研究に関する若干の方法的考察」,「雇用システムと業績管理の関係:マースデンの雇用システムの理論から」「キャリア・モデルの日米比較」,「ホワイトカラー問題の周辺」,「裁量労働制」,「業務革新とホワイトカラー」,「トヨタの業務改革と人事改革」,「間接部門の効率化と雇用システムの変化」,「ホワイトカラーの業績管理と人事管理」などである。 11月未には海外共同研究者であるNOHARA氏を招請し,「フランスにおけるホワイトカラー研究」,「ホワイトカラーの日仏比較に向けて」をテーマに研究会を開き、共同研究に向けての取り組みを開始した。 これらを平行して,ホワイトカラー管理についての事例研究を始め,自動車企業,鉄鋼企業,中小企業,地方自治体などを訪問し,インタビューを行った。インタビューでは最近の業務革新の内容,部門業績管理の動向,それに伴う人事管理改革についてたずねた。事例研究はまだ始まったばかりであり,来年度はさらにそれを深める予定である.
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