2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12450250
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
早田 宰 早稲田大学, 社会科学部, 助教授 (80264597)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 滋 早稲田大学, 理工学部, 教授 (60139516)
卯月 盛夫 早稲田大学, 理工学研究科, 講師
内田 勝一 早稲田大学, 法学部, 教授 (10063794)
麦倉 哲 東京女学院短期大学, 助教授 (70200235)
久塚 純一 早稲田大学, 社会科学部, 教授 (90037086)
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Keywords | 都市再生 / 都市構造 / 都市居住 / 都市更新 / グローバルシティ / 都市計画 / 都市社会 / 両極化 |
Research Abstract |
1.研究体制: 研究拠点の整備各国の先方の都市再生研究のレビューを終えた。早稲田大学都市・地域研究所に都市再生に関する研究ライブラリーの設置を開始した(ビデオ含む)。 研究体制の整備:アメリカ、ニューヨークのテロ以後の都市再生(平山)、サンフランシスコの都市再生(佐藤)、フランス・パリの都市再生(寺尾*)、イギリス・ロンドンの都市再生(早田)、スウエーデン・ストックホルムの都市再生(麦倉)、ドイツ・ベルリンの都市再生(卯月・秋山*)、EUの都市再生政策(長野研究協力員)*追加研究分担者、秋山靖浩、寺尾仁 2.作業状況 各国において以下を終えた。 (1)各国における主要都市の現状把握、(2)都市政策のコンテクスト、(3)都市再生政策の登場に関する背景整理 3.比較研究視点の整理 以下に整理した、(1)都市問題、目標とする都市社会像の比較、(2)及びその解決アプローチ・計画手法の比較、(3)行政、民間、NPO、コミュニティの役割比較、(4)物的環境改善と社会改善の戦略の総合化の比較、(5)国及び自治体に関する地方分権の比較 4.研究中間結果 EUでは、各国の経験と論理の交換が進んでいる。地球全体の主要都市が、「グローバル・シティ」の現象(企業立地のネットワーク化、立地パタン変化、雇用構造変化、都市問題地区のパタン変化)の進行が見られる。都市再生政策全体としては「サステイナブル開発」概念が主流になりつつある。EUではその中に「都市再生」(空間再生と社会再生)を位置づけて捉える方向へ進んでいる。そこに各国の個性がある。また、英米の政策評価の経験とEUの均衡ある発展政策(再配分)が影響を与えている。 5.成果の公開予定 財団法人東京市政調査会と協議し、雑誌「都市問題」に研究会の成果を連載掲載することとした。2002年夏
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 平山洋介: "ツインタワー/破壊/再建"住宅会議. 3月号54号. 40-46 (2002)
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[Publications] 久塚純一, 早田 宰: "世界の福祉"早稲田大学出版部. 174 (2002)