2000 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者が生活しやすい環境づくりに関する研究-家政学各分野の学際的研究-
Project/Area Number |
12480023
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Research Institution | Nara Women's University |
Principal Investigator |
西村 一朗 奈良女子大学, 生活環境学部, 教授 (30043186)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水野 弘之 京都府立大学, 人間環境学部, 教授 (70117977)
中山 徹 奈良女子大学, 生活環境学部, 助教授 (60222171)
小城 勝相 奈良女子大学, 生活環境学部, 教授 (10108988)
阿部 登茂子 同志社女子大学, 生活科学部, 教授 (90077313)
畠山 絹枝 京都女子大学, 家政学部, 教授 (80077429)
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Keywords | 高齢者 / 生活 / 家政学 / 環境 |
Research Abstract |
今年度は以下の2分野について検討を行った。 (1)食物関係 体の中で発生する活性酸素は、老化、癌、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病や環境汚染物質による健康障害の原因になると考えられ、世界中で活発に研究されている。我々は体内で起こる活性酸素による酸化反応を評価する方法を開発し、その有効性を検証してきた。本年度は動脈硬化の指標を開発すると共にその有効性を国立循環器病センターと共同で検証しつつある。さらに、生活習慣病を食生活によって予防するための基礎研究を行い、プロポリスやお茶のカテキンに抗酸化作用があることを実証した。 (2)住居関係 高齢者の住生活に特に関連の深い領域である「台所設備」、「排泄設備」及び『高齢者の住生活を支える経済的背景」に焦点を合わせ、その実情を観察するため、近畿地区の京都を中心とする地区・高度経済成長期に開発され高齢者が居住していることが予想される良質一戸建て住宅団地を対象にアンケート調査を実施した。 調査期間は2000年10月4日から23日で、調査票配布数214票,回収数187票であった。このうち台所、排泄設備に付いてはほぼ分析を終わったが,経済環境ないしリバースモーゲージに関連する解析は,現在進行中である。また一部補足調査を進めている。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] R.Hashimoto,S.Narita,Y.Yamada,S.kojo: "Unusually high reactivity of apelipoprotein B-100 among proteins to radical reactions induced in Human plasma"Biochim Biophys. 1483. 236-240 (2000)
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[Publications] M.Yano,S.Hayami,O.Ogiri S.kojo: "Docosahexaenoic acid and vitamin E can reduce human monocytic cell apoptosis induced by tumor necrosis fan "J.Nutr.. 130. 1095-1101 (2000)