2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12480024
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Research Institution | Kyoto Women's Junior College |
Principal Investigator |
岡部 和代 京都女子大学短期大学部, 助教授 (50152327)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒川 隆夫 京都工芸繊維大学, 大学院・工芸科学研究科, 教授 (00029539)
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Keywords | 乳房の柔らかさと振動 / ブラジャー着用時の乳房の振動 / 乳房形状のモデリング / ブラジャー着用前後の形状変化 / 3次元計測 |
Research Abstract |
補整下着用の3次元設計システムを開発するためには,人体の各種属性を再現したコンピュータによる設計支援システムによる理論の構築が必要である.そこで,今年度は人体の特性を把握して分析するとともに,高精度の体形データを確保してモデル化し以下の結果を得た. 1.乳房特性の計測と分析:押込み量0mm時の値を指数関数で推定して,柔らかさの指標を求めた.乳房は内輪が最も柔らかく,中輪,外輪と硬く,体側より正中側の方が硬い.被験者は柔らかい,中位,硬い乳房グループに分類され,小さい乳房は硬い傾向にある.乳房の柔らかさは,その振動に影響を及ぼし,歩行速度別,乳房の柔らかさ別,測定点別に異なった振動を繰り返す. 2.ブラジャー着用時の振動特性の把握:乳房の振動は歩行周波数を1つのピークとするスペクトルをもっていた.しかしブラジャー着用により,その内部の振動は小さく微細で複雑な動きを繰り返して,裸体時とはまったく異なった振動を起こしていることが分かった. 3.乳房形状のモデリングとモデルによる記述:乳房部の3次元形状を非接触3次元形状計測システムにより計測し,双3次Bスプラインによってモデル化した.このモデルによって個々の乳房形状を高精度に表現できた. 4.ブラジャー着用前後の形状変化の規則導出:ブラジャー着用前後の3次元形状計測データを上記モデルに適応した.人体モデルを表現する制御点を35点抽出し,ブラジャー着用によって個々の制御点の位置変化の方向ベクトルを得た.
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 岡部和代: "歩行に伴う乳房の振動分析"平成12年度日本人間工学会関西支部大会講演論文集. 112-115 (2000)
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[Publications] 大神晃: "3次元モデルを用いたブラジャー着用による乳房形状変化の解析"平成12年度日本人間工学会関西支部大会講演論文集. 108-111 (2000)
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[Publications] 岡部和代: "ブラジャー着用に伴う乳房の振動特性の変化"日本家政学会第53回大会研究発表要旨集. (2001)