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2000 Fiscal Year Annual Research Report

MPIを用いた造血幹細胞移植治療におけるGVHDの制御とGVL効果の誘導

Research Project

Project/Area Number 12557084
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

平野 隆雄  順天堂大学, 医学部, 助教授 (10165186)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 押味 和夫  順天堂大学, 医学部, 教授 (40089991)
八木田 秀雄  順天堂大学, 医学部, 助教授 (30182306)
宮島 宏明  順天堂大学, 医学部, 助手 (80209907)
奥村 康  順天堂大学, 医学部, 教授 (50009700)
KeywordsGVHD / HVGD / IL-4 / TNF-α / メタロプロテナーゼインヒビター / Fas / FasL
Research Abstract

Graft-versus-Host Disease(GVHD)は骨髄移植において治療上最も重要な合併症の一つであり、また特に輸血後のGVHDは輸血に伴う致死的な合併症として知られいずれもその治療法の確立が待たれている疾患である。GVHDの病態ではTNF-αはその発症、重症度に関与する重要なサイトカインとされており、我々は今回マウス急性GVHDの実験系でTNF-αのprocessing inhibitorであるmetalloproteinaseinhibitorが血中のTNF-αを減少させ、GVHDの組織病変を制御し、かつ生存率を著しく延長させることを見いだした。実験動物系においてmetalloproteinaseinhibitorの有効性がより明らかとなれば、既存の薬剤、抗体、サイトカイン類より臨床応用の点で、副作用、使いやすさなどの多くの面で優位と考える。また同様のマウスの実験系において抗FasL抗体+抗TNF-αの同時投与に急性GVHDを制御できることも報告してきた。これはGVHDの病態にFas-FasL細胞傷害機構が深く関与していることを意味する。さらに最近形質細胞を投与したマウスの実験系においてmetalloproteinaseinhibitorがGVHDを制御し、GVL効果(抗腫瘍効果)を誘導する事が判明した。これはFas-FasLを介する細胞傷害機序がGVHDやGVL効果に関連していることを意味する。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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