2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12558099
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
柴 肇一 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (60241303)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 仁 松本歯科大学, 口腔顎顔面外科講座, 助手 (50267788)
上松 隆司 松本歯科大学, 口腔顎顔面外科講座, 助教授 (40203476)
山岡 稔 松本歯科大学, 口腔顎顔面外科講座, 教授 (50064671)
高井 光男 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (50002019)
高橋 悦治 松本歯科大学, 口腔顎顔面外科講座, 助手 (60278174)
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Keywords | ポリリン酸 / 歯周組織再生 / 骨再生 / 生体適合性材料 / 再生医療 / 人工歯根膜 / 細胞増殖促進 / 骨分化 |
Research Abstract |
ポリリン酸を主成分とした人工歯根膜作製のための条件検討 1、骨再生効果の鎖長依存性 骨芽細胞由来MC-3T3 E1を用いたin vitroの実験において、ポリリン酸による骨再生効果が鎖長35以上のもので顕著に見られることが確認された。骨芽細胞由来ではないNIH3T3を用いて同様の実験をおこなっても、ポリリン酸による細胞の石灰化は全く観察されなかった。また、ラットを用いた歯槽骨再生実験においても、鎖長35以上のもので、歯槽骨の増加が確認された。またいずれの鎖長のポリリン酸においても、ポリリン酸塗布部の炎症抑制効果がみられ、ポリリン酸が炎症の抑制にも効果があることが示唆された。 2、骨再生効果に関する最適濃度の解析 骨分化を指標にして1と同じ実験系でin vitroにおけるポリリン酸の最適濃度の評価を行った。その結果、0.5mM以上で骨分化の促進が見られた。ラットを用いた歯槽骨再生の評価実験においては、100mM以上で効果が確認されており、現在100mM以下での効果について検証中である。 3、ポリリン酸によってその発現が誘導される遺伝子のクローニング MC-3T3 E1をポリリン酸及びリン酸で処理した細胞よりRNAを精製し、cDNAを合成してサブトラクションを行った。その結果、フィブロネクチン、コンドロモジュリンI等の遺伝子の発現が誘導されていることが判明した。また、ポリリン酸により発現誘導もしくは発現抑制される未知遺伝子もいくつかクローン化された。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] K. Ishige, et al.: "Novel method for enzymatic synthesis of CMP-NeuAc"Biosci. Biotechnol. Biochem.. 65. 1736-1740 (2001)
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[Publications] A. Kameda, et al.: "A novel regeneration system using polyphsophate-AMP phosphotransferase and polyphosphate kinase"J.Biosci.Biotechnol.. 9. 557-563 (2001)
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[Publications] M. Yamaoka, et al.: "Relationship between third molar development and root angulation"J. Oral Rehabil.. 28. 198-205 (2001)
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[Publications] M. Yamaoka, et al.: "Alteration of the angle of the coronoid process in prognathism"J. Oral Rehabil.. 28. 479-484 (2001)
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[Publications] T. Uematsu, et al.: "P-glycoprotein expression in human major and minor salivary glands"Archives of Oral Biology. 46. 521-527 (2001)
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[Publications] T. Uematsu, et al.: "Multidrug resistance gene I expression in salivary gland adenocarcinomas and oral squamous-cell carcinomas"Int. J. Cancer. 92. 187-194 (2001)