経済の成長とグローバル化による農村地域社会の変貌に関する日本・カナダ比較

2001 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 12572030
• Research Institution: University of Tsukuba
• Principal Investigator: 坪井 伸広 筑波大学, 農林学系, 教授 (50311593)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 立川 雅司 農林水産政策研究所, 国際政策部, 室長 ; 小田切 徳美 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (10201998) ; 中川 光弘 茨城大学, 農学部, 教授 (30302334) ; 首藤 久人 筑波大学, 農林学系, 講師 (40292792) ; 後藤 淳子 農林水産政策研究所, 農業構造部, 主任研究員
• Keywords: 国際研究者交流 / カナダ / 農村活性化 / フィールド調査 / 農村活性化 / 経済成長 / グローバリゼーション

Research Abstract

2001年度の主な事業は、カナダ春ワークショップ参加、カナダ秋研究大会参加、東京ワークショップの開催、国内研究会の開催、両国で共同実施する家族面接共通調査票の作成、カナダおよび国内フィールド調査である。
5月分担研究者立川雅司がカナダオンタリオ州の調査地を調査、カナダ側研究者と意見交換をした。また、10月サスカッチワン州で開催された秋研究大会に分担研究者後藤淳子、都立大学大学院博士課程の矢部賢一が参加、報告した。
2001年1月には、L.エピデイル(アルバータ大学)、B.ジーン(ケベック大学)、C.デイビッド(グエルフ大学)の参加を得て、東京ワークショップを開催し、家族調査の調査票を作成し、その調査手法を確立した。ワークショップの一環として「農業大国カナダの農村問題」をテーマに公開研究会を開催(於虎ノ門パストラル)し、カナダ側から「カナダの農村活性化:計画から実行へ」「農村活性化とソーシャルキャピタル」を報告、両国の農村活性化の方法、方向などについて参加者と討論した。また、栃木県粟野町と福島県飯舘村の調査地を訪問し、現地で意見交換した。
2001年7月および12月に、1950年当初の地域社会の再現を目標に、坪井伸広がカナダオンタリオ州トウィードを、宇都宮大学助手、マックギル大学客員助手の加藤弘二の協力を得て調査した。
各分担研究者は、それぞれの課題にしたがって、栃木県粟野町と福島県飯舘村でフィールド調査を実施した。

Research Products

• [Publications] 坪井伸広, L.エピデイル, 中川光弘, 小田切徳美: "2000年度日・加両国における畜産地域振興対策に関する共同研究調査報告"日加共同研究委員会. 108 (2001)
• [Publications] 立川雅司, 後藤淳子, 坪井伸広, 首藤久人, 小田切徳美, 澤田守: "カナダ農村開発政策史(翻訳)"(財)農政調査委員会. 88 (2001)