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2001 Fiscal Year Annual Research Report

モンゴルにおける巨大地震の発生メカニズムと地震危険度評価の研究

Research Project

Project/Area Number 12573009
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

衣笠 善博  東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (30313365)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松永 恒夫  東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 講師 (70302966)
山中 浩明  東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助教授 (00212291)
山崎 晴雄  東京都立大学, 大学院・理学研究科, 教授 (70260784)
隈元 崇  岡山大学, 理学部, 助教授 (60285096)
奥村 晃史  広島大学, 文学部, 助教授 (10291478)
Keywords地震危険度評価 / モンゴル / 活断層調査 / Bulnay地震 / Bulnay断層 / 断層変位地形 / 断層破壊過程 / セグメンテーション
Research Abstract

本研究は,巨大地震の発生様式を解明し,かつ地震に対する備えが十分でない地域における地震危険度評価への適応を試みることを目的とし,モンゴルをテストフィールドとして実施している.
本年度はその2年度目に当たり,現地調査に先立ち,航空写真判読によるモンゴル北西部Bulnay断層の活断層図を作成した.また,現地調査実施地点を選定した.現地調査は,8月に実施し,Bulnay断層のほぼ全域にわたって踏査し,断層地形の詳細を把握するとともに,特徴的な断層地形については,トータルステーションによる計測を行った.また,1905年のBulnay地震による断層変位量の計測を行った.
上記の航空写真判読,現地踏査による1905年のBulnay地震による断層変位量の分布等から,Bulnay断層のセグメンテーションを行った.その結果,同断層は37の小セグメントに区分され,それらの小セグメントはさらに3つの大セグメントに区分されることを明らかにした.
このセグメンテーションにもとづき,1905年Bulnay地震の破壊過程を考察し,同地震による破壊は,中央北側に分布するTsetserleg断層から始まり,南西に進行し,Bulnay断層との交点で一時停止した後,Bulnay断層に沿って東西の両方向に進行したことを明らかにした.
このような破壊過程が一般的であるか,1905年のTsetserleg地震およびBulnay地震時のみに見られる破壊過程であるかを明らかにするためには,Bulnay断層の3つの大セグメントおよびTsetserleg断層の過去の活動様式を明らかにする必要があり,このため,次年度にはトレンチ発掘調査を計画している.
また,地震危険度評価については,地震のリスク評価のために必要な地震のソース(活断層)に関する代表的なモデルをとりまとめた.

  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] 荒井誠一, 衣笠善博, 山崎晴雄, Amgalan Bayasgalan: "モンゴル北西部, Bulnay断層について"日本地震学会講演予稿集 2001年度秋季大会. 117 (2001)

  • [Publications] 衣笠善博: "モンゴルの活断層調査(計画の概要と予察調査報告)"地震工学研究レポ-ト. No.76. 1-2 (2000)

  • [Publications] 隈元 崇: "地震のリスク評価のために必要な地震のソースに関する代表的なモデル"活断層研究. (発表予定). (2002)

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Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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