2001 Fiscal Year Annual Research Report
伝統的な食文化を取り入れた保育所(園)給食のあり方-その意義と役割-
Project/Area Number |
12610281
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Research Institution | Fukuoka Prefectural University |
Principal Investigator |
小松 啓子 福岡県立大学, 人間社会学部, 教授 (30136220)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡村 真理子 福岡県立大学, 人間社会学部, 助手 (40248109)
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Keywords | 伝統的な食文化 / 伝統的郷土食 / 保育園児 / 幼児給食 |
Research Abstract |
平成13年度は、福岡県保育所連盟に登録された522の全保育所(園)を対象に郵送法にてアンケート調査を実施し、356園(回収率68.2%)から回答が得られた(政令指定都市は含まれていない)。調査内容は、「保育所(園)での郷土食および行事食の位置付け」とした。設問は以下の項目とし、具体的記述で回答を求めた。なお、調査結果の解析は現在進行中である。 (1)歳時記行事の実施状況(例:七草、鏡開き、節分) (2)(1)の行事にまつわる料理の子どもの調理実施状況 (3)(1)の行事にまつわる料理の摂取状況 (4)(1)の行事にまつわる料理の提供状況 (5)給食における郷土食の提供状況 (6)保育活動における郷土食との関わり 平成14年度は、さらに伝統的郷土食およぴ行事食の位置付けについて検討を進める。平成13年度の調査結果をもとに、保育所(園)を郷土食および行事食の実施高頻度群と低頻度群に分類し、両者から特徴的な園を10園程度抽出後、保育者の給食に対する意識を以下の視点からインタビュー法により調査する。 (1)保育所(園)給食のあり方 (2)給食のなかでの郷土食のあり方 (3)給食のなかでの行事食のあり方 (4)子どもたちの郷土食に対する意識 調査結果をもとに、今後の保育所給食の方向性を探る。
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