2002 Fiscal Year Annual Research Report
日本語アクセント史総合データベースの構築とその発展的研究
Project/Area Number |
12610439
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
秋永 一枝 早稲田大学, 文学部, 名誉教授 (20063381)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
兼築 清恵 (坂本 清恵) 玉川大学, 文学部, 助教授 (50169588)
佐藤 栄作 愛媛大学, 教育学部, 教授 (80211275)
上野 和昭 早稲田大学, 文学部, 教授 (10168643)
鈴木 豊 文京学院大学, 外国語学部, 教授 (70216456)
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Keywords | 日本語アクセント史 / 京阪アクセント / 日本書紀人皇巻 / 複合名詞のアクセント / 数量的分析 / 池田要 京都・大阪アクセント資料 / 声点 / 用言のアクセント |
Research Abstract |
1 『日本書紀人皇巻諸本 声点付語彙索引』(鈴木 豊 編)を「アクセント史資料索引第19号」として作成し刊行した(2003.3)。本書は、岩崎本・前田本ほかの諸本について、歌謡や訓注その他の万葉仮名や片仮名傍訓に付された声点を分析して、その注記体系を明らかにし、語彙別に整理したものである。平安中期から鎌倉期を中心とした時代のアクセント資料として価値の高いものである。 2 アクセント史データベース分析の一環として研究を進めてきた『池田要 京都・大阪アクセント資料 品詞別分析編』(佐藤栄作責任編集)について、その一部は、現在比較可能な諸資料との突合せなどを終えて、「複合名詞からみた池田アクセント」(佐藤栄作)、「池田要京都・大阪アクセントの注記について-名詞3拍までを中心に-」(坂本清恵)、「『池田要 京都・大阪アクセント資料』所載の用言のアクセント」(上野和昭)、「東京アクセントとの比較」(秋永一枝)などの研究成果を得た。上記『品詞別分析編』は、その他の成果も含めて「アクセント史資料索引別冊3」として刊行する予定である。 3 同じくアクセント史データベース分析の環として、『日本語アクセント史総合資料 索引編』(1997.2東京堂出版)所載のデータを分析した。この成果は、上記第2項ほかの研究に生かされるところが多かったが、研究期間終了に関わらず、なお継続して検討する予定である。
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[Publications] 坂本清恵: "近代語の発音-謡曲伝承音との関係-"国語と国文学. 79-11. 11-24 (2002)
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[Publications] 上野和昭: "『池田要 京都・大阪アクセント資料』所載の動詞・形容詞のアクセント"早稲田大学大学院 文学研究科紀要. 48. 1-14 (2003)
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[Publications] 鈴木 豊: "日本書紀 人皇巻諸本 声点付語彙索引"アクセント史資料研究会. 550 (2003)