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2000 Fiscal Year Annual Research Report

近世日本における伺・指令型の司法と行政

Research Project

Project/Area Number 12620014
Research InstitutionRitsumeikan University

Principal Investigator

大平 祐一  立命館大学, 法学部, 教授 (00102161)

Keywords伺い / 伺い・指令 / 伺い行政 / 伺い・指令型行政国家 / 問答 / 問答集 / 裁判の行政的性格
Research Abstract

近世日本においては、司法においても、行政においても、上級機関、上位権力へ伺い、その指示をあおぐということが日常的に行われていた。こうした伺・指令型国家ともいうべき近世「行政」国家の形成と、そこにおける法実務のあり方、その特徴と問題点を解明することが本研究の目的であるが、研究第一年度の2000年度は、基礎資料の収集とデーターベースの作成に主力を置いた。
基礎資料の収集については、東北大学付属図書館狩野文庫に収められている近世の行政や訴訟に関する史料を複写するとともに、国立公文書館内閣文庫に収められている近世江戸幕府の行政、訴訟に関する史料を複写し入手した。3月中旬には国立国会図書館にも出かけ関連史料を収集してくる予定である。
データーベースの作成については、諸藩より江戸幕府への行政、司法等に関する伺いとそれに対する回答(指令)を収集した『問答集』(全6巻)が刊行されつつあるので、それを手がかりにして、一つ一つの伺いと回答につき、伺い年月日、大名の名前、石高、家格等を入力しつつある。伺い数が膨大な数になるため、この作業はまだ継続中である。
『問答集』に収録された諸大名からの伺いとそれに対する幕府の回答から、当時における法実務のあり方、法の運用の実態を明らかにするため中間的なまとめともいうべき研究成果を近く立命館法学に公表する予定であり、2001年度中に、収集した資料、データーベースをもとにした最終的まとめを行う予定である。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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