2001 Fiscal Year Annual Research Report
ATLAS実験におけるタウ粒子崩壊モードを用いたHiggs粒子探索法の研究
Project/Area Number |
12640276
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
藏重 久弥 神戸大学, 自然科学研究科, 助教授 (20205181)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 恒次 神戸大学, 自然科学研究科, 助手 (20322208)
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Keywords | 素粒子物理学 / 陽子陽子衝突型加速器 / アトラス実験 / ヒッグス粒子 / タウ粒子 |
Research Abstract |
本研究では、標準理論から予測される軽いHiggs(100-150GeV)と、超対称性理論から予想される中性Higgsに関して、タウ粒子に崩壊するモードを用いて方法についてHiggs粒子を捉える方法の研究を行った。 今年度は、標準理論から予測される軽いHiggsのタウ粒子に崩壊するモードに関して、特にWW/ZZ fusionによるHiggs生成についての研究を行った。タウ粒子の再構成については、Higgsからの2つのタウ粒子のうち、 di-lepton mode 共にレプトンに崩壊するもの」 hadron-lepton mode 一方のみがレプトンに崩壊するもの」 に関して、解析の方法・手順を研究した。 計算機環境上で、PYTHIAイベント・ジェネレータ、ATLFASTシュミレーションを用いたシミュレーションのよる分岐比、アクセプタンス等についての研究の結果、標準理論Higgs(質量100GeV)シグナルに関して、30fb^<-1>の積分ルミノシティで、 hadron-lepton mode 37.6event」 di-lepton mode 20.8event」 が期待できることが判った。 今後バックグラウンドの評価をすすめる必要があるが、タウ粒子に崩壊するモードでHiggs粒子を捉えられる可能性が示された。
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