2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12650196
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
一宮 浩一 山梨大学, 工学部, 教授 (30037923)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鳥山 孝司 山梨大学, 工学部, 助手 (50313789)
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Keywords | 熱工学 / 衝突噴流 / 複合対流 / 定在ボルテックス / 更新ボルテックス / 非等温 / 加振 / 伝熱促進 |
Research Abstract |
熱輸送ボルテックスとして衝突噴流による衝突面上の更新ボルテックスと複合対流による定在ボルテックスを対象とした。 平成12年度は衝突噴流に重きをおいた。電子機器の冷却,シートの乾燥などにみられる.比較的狭い空間(ノズル・衝突面間距離がノズル径と同等もしくは短かい場合)に対して円形衝突噴流の3次元的伝熱流動特性を数値解析し局所熱流束を感温液晶シートの色分布で定性的に検証した。衝突面上では,2次元的強制対流支配域,3次元的複合対流域,3次元的自然対流支配域の3領域に分かれ.特徴ある伝熱特性を示した。 ノズル形状が、円形からスリット型へ変化する途中の環状型ノズルの場合の、衝突噴流熱伝達特性を感温液晶のカラー分布と温度分布を対応させて求めた。その結果,半径方向のヌヤルト数が,副流域では、レイノルズ数と管径比,ノズル・衝突面間距離で相似的に表れされるが,主流域では非相似性となった。 環状ノズルの場合の,層流衝突噴流では、衝突面上の小循環流(ボルテックス)が,レイノルズ数の増加と共にサイズと位置を変化しながら移動する。それに対応してヌセルト数の絶対値が増大する。また、管径比が増大するにつれ,ヌセルト数のピーク値の増大とピーク位置の上流側への移行がみられた。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 一宮浩一,山田祥生: "比較的狭い空間内における単一円形衝突噴流の3次元伝熱流動特性"可視化情報. 20卷783号. 250-255 (2000)
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[Publications] Koichi Ichimiya: "Annular Turbulent Impingement Heat Transfer Measured by Thermosensitive Liquid Crystal"Proceedings of 3rd Symposium on Turbulence, Heat and Mass Transfer(Nagoya). Vol.1. 547-553 (2000)
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[Publications] Koichi Ichimya, Hiroshi Matsumoto: "Heat Transfer and Flow on a Laminar Annular Impinging Jet in a Narrow Space with Confining Wall"Proceedings of 4th JSME-KSME Thermal Engineering Conference (Kobe). Vol.1F102. 469-474 (2000)