2000 Fiscal Year Annual Research Report
新しいアモルファス軟磁性紛体成形磁心の磁化機構と低損失化・高透磁率化に関する研究
Project/Area Number |
12650329
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Research Institution | Sojo University |
Principal Investigator |
八木 正昭 崇城大学, 工学部, 教授 (80005371)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
遠藤 功 (株)クボタ, 技術開発研究所, 主幹技師
山崎 二郎 九州工業大学, 工学部, 教授 (40108668)
宗像 誠 崇城大学, 工学部, 助教授 (10183112)
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Keywords | アモルファス合金粉末 / 成形体 / 軟磁性 / 高周波磁心 / 磁区観察 |
Research Abstract |
本研究は,研究代表者八木とクボタが共同で開発したアモルファス粉末成形磁心の磁化機構を磁区観察を基に検討し,磁心の低損失化・高透磁率化を図ることを目的としている。 磁区観察の実験着手は,電磁石並びに電源の納入の大幅な遅れが原因で,当初の計画予定よりも5カ月程度遅れたが,最近,アモルファス粉末単体および成形体の磁気力-効果顕微鏡による磁区観察に成功した。観察装置の改善や磁化機構の本格的な検討が今後必要であるが,粉末の粒度・粒形による磁区模様の特徴や成形体の局所歪みの影響と思われる複雑な磁区の知見が得られた(未発表)。 一方,アモルファス粉末成形磁心については,特性向上の検討やDC-DCコンバータにおける実回路試験を行い,センダスト系粉体磁心をはじめとする各種の商用磁心を上回る磁気特性が得られ,高効率・小型化が可能なことを実証した。また,新たに量産性を重視した常温成形法によるアモルファス粉末成形磁心の作製を検討した結果,低軟化点ガラスによるアモルファス粉末のコーティング複合化を行い,有機バインダーを加えて室温で加圧成形し,結晶化温度以下の比較的高い温度で焼成すると,従来のホットプレスによる成形磁心に近い良好な高周波磁気特性が得られることが分かった。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] M.Yagi et al.: "Magnetic properties of Fe-based amorphous powder cores produced by a hot-pressing method"Journal of Magnetism and Magnetic Materials. 215-216. 284-287 (2000)
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[Publications] I.Endo et al.: "Magnetic Properties of Compressed Amorphous Powder Cores and their Application to a Fly-back Converter"IEEE Transaction on Magnetics. 36(to be published). (2000)
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[Publications] 八木正昭 ほか: "常温加圧成形法によるアモルファス粉末のバルク化とその磁気特性"東北大学電気通信研究所共同プロジェクト研究会資料H12/B03ナノ構造磁性体の形成と機能に関する研究. 88-98 (2001)