2002 Fiscal Year Annual Research Report
ウェーヴレット変換領域多次元適応フィルタの開発とその電子サイン照合への応用
Project/Area Number |
12650382
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
中西 功 鳥取大学, 教育地域科学部・地域設計学講座, 助教授 (80243377)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 良生 鳥取大学, 工学部・電子電気工学科, 助教授 (70263481)
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Keywords | 電子サイン照合 / ウェーヴレット変換 / 適応信号処理 / ストロークマッチング / DP法 |
Research Abstract |
・電子サイン照合への応用に関する実験 筆跡に関する署名データを、ウェーヴレット変換によりレベル(周波数)毎に分解した後、それぞれのレベルにおいて適応信号処理により本人と詐称者の違いを見いだし、最後に、それらの結果を用いて総合的に本人であるかどうかを判別する方法について検討を行った。その結果、・入力データと照合用データでのストローク数の一致を図るため、Dynamic Programming (DP)法を導入し、±2以内のストロークであれば本人署名候補データとして取り扱うこととした。 ・適応信号処理による照合アルゴリズムでは、照合の高速化を図るため、正規化ステップサイズアルゴリズムの導入を行った。 ・総合判定では、筆跡データの上位4レベル判別結果(適応係数収束値)の平均値が判定閾値より大きければ本人、そうでなければ詐称者であると判別する方式とした。 ・判定閾値を0.25程度とした場合、本人拒否率と詐称者受け入れ率が同じとなる等誤り率は約11%であった。 以上のことより、最終的な識別率として90%近くが実現された。 今回は各レベルでの識別結果を平均化することにより総合的な照合を行ったが、今後はそれぞれのレベルに重み付けを行うことや、ニューラルネット等による非線形処理による識別が課題である。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Isao Nakanishi: "On-line Signature Verification Method Using Adaptive Algorithm in Wavelet Transform Domain"Proc. of International Technical Conference on Circuits/Systems, Computers and Communications (ITC-CSCC2002). Vol.I. 385-388 (2002)
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[Publications] 竹島昌治: "DWTサブバンド分解による特徴量抽出を用いたオンライン署名照合に関する研究"平成14年度電気・情報関連学会中国支部連合大会講演論文集. 344-344 (2002)
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[Publications] 西口直登: "DWT帯域分割による特徴量抽出を用いたオンライン署名照合に関する研究"第17回DSPシンポジウム講演論文集. B5-B4 (2002)
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[Publications] 竹島昌治: "オンライン署名照合への実現に向けたDWTサブバンド分解による特徴量抽出とそれを用いた識別方法に関する研究"2003年電子情報通信学会総合大会講演論文集. 基礎・境界. S-3-S-4 (2003)
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[Publications] Isao Nakanishi: "On-line Signature Verification Method Utilizing Feature Extraction Based on DWT"Proc. of 2003 IEEE International Symposium on Circuits and Systems (ISCAS2003). (採択決定). (2003)