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2001 Fiscal Year Annual Research Report

サイスミックマイクロゾーニングのための国土数値情報の高度化利用

Research Project

Project/Area Number 12650567
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

翠川 三郎  東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (00143652)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤本 一雄  東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助手 (00313362)
Keywords国土数値情報 / 地盤の平均S波速度 / 地形分類 / 地盤データ
Research Abstract

日本全国での地盤の増幅度分布をより正確に推定することを目的として,まず,地形分類から地盤の平均S波速度を推定する既往の手法の全国レベルでの適用性を検討するために,全国各地から地盤のS波速度に関する資料を収集し,これから地盤の平均S波速度を求め,これと国土数値情報の地形分類・標高などのデータをリンクさせることにより,日本全国をカバーする地盤のS波速度データベースを構築した.
構築した地盤のS波速度データベースを用いて地形分類ごとに地盤の平均S波速度と標高との関係を求め,これと既往の経験式とを比較したところ,全国を対象とする場合,いくつかの地形分類に対しては既往の経験式は適用可能であるが,その他の地形分類に対しては,地盤の平均S波速度を正確に推定できない場合があることを確認した.
そこで,各地形分類における地盤の平均S波速度と標高との関係を地域ごとに整理したところ,これらの関係には地域による相違がみられる場合があることを確認した.ただし,既往の経験式が対象とする地域に限定する場合には,地形分類と地盤のS波速度の関係は,経験式とおおむね一致することも確認した.
このことを踏まえて,地域ごとに各地形分類における地盤の平均S波速度と標高との関係に対する回帰式を求め,地城間での回帰式の有意差を検討することにより,類似した回帰線をグルーピングした.この結果,地盤の平均S波速度と標高との関係に地域性がみられる地形分類を抽出することができた.
この結果に基づいて,日本全国を対象とする地形分類の地域性を考慮した地盤の平均S波速度と標高の関係に対する経験式を提案した.本手法による地盤の平均S波速度の推定値と既往の手法による推定値とを比較したところ,本手法により日本全国での地盤の平均S波速度をより正確に推定できることを確認した.

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Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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