2001 Fiscal Year Annual Research Report
コンクリート充填円形鋼管柱とH形鋼梁の接合部耐力と変形性状に関する研究
Project/Area Number |
12650577
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Research Institution | KYUSHU UNIVERSITY |
Principal Investigator |
河野 昭彦 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 教授 (60136520)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堺 純一 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 助教授 (30215587)
李 麗 熊本県立大学, 環境共生学部, 講師 (20326490)
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Keywords | コンクリート充填円形鋼管 / 柱・梁接合部 / 局部耐力 / 梁フランジ / 繰返し荷重 / ダイヤフラム / 有限要素モデル |
Research Abstract |
コンクリート充填円形鋼管柱とH形鋼梁の柱梁接合部では,コンクリート打設用の孔が剛性不足を招くために,柱鋼管壁およびダイヤフラムが局部変形しやすく,その部分から破断する場合もある.本研究の目的は,2種類の外ダイヤフラム形式,有孔通しダイヤフラム形式および無補強の接合部を対象として,局部変形に対する耐力評価式および荷重変形モデルを導出することである.本年度は,初年度に行った柱・梁フランジ引張試験体の実験の分析を行い,ダイヤフラム補強型接合部が建築骨組に対して十分な変形性能を持つことを明らかにし,この接合部の耐力や変形を再現できる有限要素モデルを開発した.また,十字形骨組試験体の実験を行い,繰返し加力下での破壊モード,変形性能を明らかにし,後日開発予定の荷重変形モデルのキャリブレーションに用いる基礎資料を整えた.さらに,有限要素モデルよる接合部局部変形の数値データベースの構築をほぼ完了した.今後,これによって接合部の荷重変形モデルを回帰的に導出する.
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Research Products
(8 results)
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[Publications] 中田幸造, 河野昭彦, 松井千秋: "コンクリート充填円形鋼管柱とH形鋼梁の接合部耐力と変形性状に関する研究 その1 柱・梁フランジモデル試験体の実験計画"日本建築学会九州支部研究報告. 第40号. 353-356 (2001)
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[Publications] 河野昭彦, 中田幸造, 井上知哉: "円形CFT柱とH形鋼梁の接合部の耐力と変形に関する実験的研究-外ダイヤフラム型と通しダイアフラム型について-"九州大学大学院人間環境学研究院紀要,都市・建築学研究. 第1号. 1-8 (2001)
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[Publications] 井上知哉, 河野昭彦, 中田幸造: "コンクリート充填円形鋼管柱とH形鋼梁の接合部の耐力と変形に関する実験的研究-その1 柱・梁フランジモデル試験体の実験計画-"日本建築学会大会学術講演梗概集. 構造C-1. 1147-1148 (2001)
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[Publications] 中田幸造, 河野昭彦, 井上知哉: "コンクリート充填円形鋼管柱とH形鋼梁の接合部の耐力と変形に関する実験的研究-その2 外ダイヤフラムと通しダイヤフラムの実験結果-"日本建築学会大会学術講演梗概集. 構造C-1. 1149-1150 (2001)
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[Publications] 中田幸造, 河野昭彦, 井上知哉: "円形CFT柱とH形鋼梁接合部の耐力と変形に関する実験的研究"日本鋼構造協会鋼構造年次論文報告集. 第9巻. 153-160 (2001)
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[Publications] 井上知哉, 河野昭彦, 中田幸造: "コンクリート充填円形鋼管柱とH形鋼梁の接合部耐力と変形性状に関する研究,その2 柱・梁フランジモデル試験体の実験結果"日本建築学会九州支部研究報告. 第41号. 1033-1036 (2002)
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[Publications] 中田幸造, 河野昭彦, 井上知哉: "コンクリート充填円形鋼管柱とH形鋼梁の接合部耐力と変形性状に関する研究,その3 十字形骨組試験体の繰返し加力実験"日本建築学会九州支部研究報告. 第41号. 1037-1040 (2002)
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[Publications] Kozo Nakata, Akihiko Kawano: "STRENGTH AND DEFORMABILITY IN DIAPHRAGM-STIFFENED CONNECTIONS OF BEAM FLANGES TO CIRCULAR CFT COLUMNS"The Proceedings of The 12th International Offshore and Polar Engineering Conference, Kitakyushu, Japan, 26-31/May, 2002. 1-8 (2002)