2000 Fiscal Year Annual Research Report
持続荷重下におけるコンクリート系曲げ部材のたわみとひび割れ幅の相関に関する研究
Project/Area Number |
12650592
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Research Institution | Sojo University |
Principal Investigator |
岩原 昭次 崇城大学, 工学部, 助教授 (80150829)
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Keywords | 常時荷重 / たわみ / ひびれ幅 / 整合性 / クリープ / 乾燥収縮 |
Research Abstract |
1 研究と目的:現在までのところ、たわみ制御とひび割れ制御は別個の設計手法が取られており、この考え方は国内外共に共通している。本研究は、使用性能評価の2大項目であるたわみとひび割れとについて整合化を図ることを最終目標とし、常時荷重下で長期に及ぶたわみとひび割れ幅との相関を明らかすることを目的とする。また、研究対象はスラブと梁の曲げ部材とした。 2 実験概要:平成12年度は、基本的なデータを得るために以下に示す単純支持試験体について、純曲げ区間のたわみとひび割れ幅との相関を実験的に検討した。 [試験体の種類]スラブ:鉄筋コンクリート一体式一方向スラブ(試験体数2)プレストレスト鉄筋コンクリート一体式一方向スラブ(試験体数2)形状寸法 全長300cm幅50cm高さ12cm鉄筋比0.4% 梁:鉄筋コンクリート一体式梁(試験体数2)プレストレスト鉄筋コンクリート一体式梁(試験体数2)形状寸法 全長300cm幅20cm高さ35cm鉄筋比0.8% [実験パラメータ](1)持続載荷レベル:ひび割れ発生荷重の1.5倍と3.0倍の2種類 (2)プレストレスの導入がない場合と軽度のプレストレス導入がある場合(2MPa程度) [載荷方法]3等分2点集中荷重(スプリングばねによる) 持続載荷期間は1年間とし、測定項目は(1)中央点たわみ(2)曲率(3)純曲げ区間のひび割れ幅(4)鉄筋歪(5)コンクリート歪とした。 3 実験実施方法:試験体8体は平成12年12月19日にコンクリートを打設し、平成13年1月22日(コンクリート材令34日)にスブリングによる持続載荷実験を開始した。現在、持続載荷実験中である。
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