2000 Fiscal Year Annual Research Report
制御された酸素アニオン発生に基づく固体超強塩基の開発
Project/Area Number |
12650778
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
山口 力 愛媛大学, 工学部, 教授 (10000861)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大川 政志 愛媛大学, 工学部, 助手 (00274340)
宮崎 隆文 愛媛大学, 工学部, 助教授 (70260156)
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Keywords | 固体塩基 / アルカリ金属塩 / オレフィン異性化 / グリーンケミストリー |
Research Abstract |
新規固体(超)強塩基を固体表面上に構築することを試みた。 まず、アルカリ金属塩と無機担体間の組み合わせに関する詳細な検討を行った。対象とするアルカリ金属塩はKOH,K_2O,K_2CO_3,KNO_3,KHCO_3とし、担体として用いる無機化合物はSiO_2,Al_2O_3,ZrO_2,TiO_2とした。 試料の評価(反応性)はモノエン、アセチレン化合物およびシクロオレフィン類の多重結合異性化反応および脱水素反応を選択した。 アルカリ金属塩中、炭酸塩、炭酸水素塩および硝酸塩をAl_2O_3と組み合わせることにより目的とする塩基性を発現させることに成功した。得られた新規固体塩基は二重結合異性化に対し10mol g^<-1>h^<-1>に達する高い活性を有する。 昇温分解法、XRD法、FT-Raman法により担持量と塩基性発現の関係を検討した結果、担体表面上で金属塩がカチオンとアニオンにイオン解離し、アニオンのみが独立に分解するため過剰のO^<2->アニオンを発生し塩基性を発現するとの当初の予測を裏付けることができた。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Tsutomu Yamaguchi: "On the hydrogen liberation from alkylsilane with deuterated solid acid as a model of hydrocarbon activation"Proc.12th Intern.Congr.Catal.,. CDR072 (2000)
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[Publications] Tsutomu Yamaguchi: "Initial Step of Flue Gas Desulfurization-An IR Study of the Reaction of SO_2 with Nox on CaO-"Environmental Science and Technology. 34. 2799-2803 (2000)