2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12670029
|
Research Institution | Kyorin University |
Principal Investigator |
松村 譲児 杏林大学, 医学部, 教授 (90173880)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
相馬 寧 杏林大学, 医学部, 助手 (20306674)
小林 靖 杏林大学, 医学部, 助教授 (00195819)
|
Keywords | 日本人 / 胎児 / 頭蓋骨 / 画像データベース |
Research Abstract |
北海道大学名誉教授、児玉譲次博士により収集・所蔵されていた日本人胎児頭蓋晒骨標本約2,000例〔児玉コレクション〕を杏林大学医学部に移管し、汎用性の高いデータベースソフト「ファイルメーカー」を用いて画像データベース作製を開始した. 現段階における本データベースのシステム構築は以下の通りである.すなわち、従来の観察によって得られた写真データを高精度デジタル画像として保存し、基本となる胎児頭蓋骨画像データベースを作製した.これに際し、各画像データにはこれまでに記載された所見・記録を入力し、同時閲覧可能とした.また、各データどうしは、記載情報から検索あるいはリンク可能なシステムとして構築とした.さらに、関連する成年頭蓋の画像デーベースを作製、本データベースとリンク可能なシステムとした. 本データベースは、現在、杏林大学の学内LANで試行運用中であるが、インターネット上での閲覧・検索の実用化に向けて検討をすすめている段階である. なお、平成13年度には、以下のようにデータベースの整備を進める予定である. 1)標本を直接デジタル画像としてデータベースに保存し、データの充実をはかる. 2)立体スキャナー等による各標本の特殊画像データを入力し、データの多様化を進める. 3)現在、学内LANで試行運用中のシステムをインターネット上での運用に切替え、学術データベースとして公開する作業を進める.
|