2000 Fiscal Year Annual Research Report
内皮細胞由来過分極因子の標的イオンチャネルのクローニングとその機能的解析
Project/Area Number |
12670076
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
深尾 充宏 北海道大学, 大学院・医学研究科, 助手 (10250432)
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Keywords | 血管内皮 / 血管平滑筋 / 内皮由来弛緩因子 / 内皮由来過分極因子 / イオンチャネル |
Research Abstract |
ラット脳・心臓・肺・大動脈・腸間膜動脈よりtotal RNAを抽出しcDNAを作製した。small conductance Ca^<2+>-activated K^+ channel 1(SK1),SK2,SK3,intermediate conductance Ca^<2+>-activated K^+ channel(IK),large conductance Ca^<2+>-activated K^+ channel(BK)に対するprimerを作製し、各組織cDNAに対するPCRを行なったところ、脳においてはIK以外のすべてのK^+ channelの一部が増幅された。大動脈においてはSK3,(IK),BKが、また、腸管縛膜動脈においてもSK3,(IK),BKが増幅された。K^+ channelの全長をcloningするために、新たに、K^+ channelの全長に対するprimerを作製しPCRを行なった。脳由来のcDNAに対しSK3,BKが良く増幅されたため、これをpGEM vectorにクローニングしsequenceしたところ、数箇所において塩基の違いが、またBKにおいて9塩基のinsertionを認めた。現在これをアフリカツメガエルの卵母細胞に発現させて機能解析を行なっている.また、SK3,BKのmutationを作製し、dominant negative K^+ channelによる機能解析も進めている。また、共焦点レーザー顕微鏡を用いて、各K^+ channelの血管における局在を同時に検討している.
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