2000 Fiscal Year Annual Research Report
トランスジェニックラットを用いた前立腺癌抑制物質の早期検索系の確立
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12670213
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| Research Institution | Nagoya City University |
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Principal Investigator |
今井田 克己 名古屋市立大学, 医学部, 助教授 (90160043)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
二口 充 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (60275120)
朝元 誠人 名古屋市立大学, 医学部, 講師 (50212494)
白井 智之 名古屋市立大学, 医学部, 教授 (60080066)
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| Keywords | 前立腺 / トランスジェニックラット / 発癌抑制物質 / 早期検索系 / ラット / 遺伝子改変動物 / transgenic rat / 発がん |
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| Research Abstract |
本研究は、本邦でも増加し続けている前立腺癌の予防を目指し、前立腺癌の抑制物質の検索を動物発癌モデルを用いて行なうことを目的としている。
前立腺癌の化学予防剤(chemopreventor)や発癌抑制物質(inhibitor)の検索には、動物モデルを用いた検索が不可欠である。しかし、従来のラットの前立腺癌モデルは、発癌物質をラットに投与し、60週間の実験期間が必要であった。このように長期間の実験期間が必要である従来の方法では、化学予防剤などを検索するには、その検索できる化学物質の数が限られることや時間的な制約など、改善が必要であった。我々はラットに前立腺癌を早期に発生させる実験系としてprobasin SV-40T antigenの遺伝子を導入したtransgenic ratの作製に成功いる。このラットは発癌物質などの投与なしで、15週齢までにすべての動物の前立腺に腺癌が発生することを確認している。この動物モデルを用いて、前立腺癌修飾物質、特にその抑制物質の検索系としての有効性を現在検討している。このprobasin SV-40T antigen導入のtransgenic ratの繁殖は当大学の実験動物教育研究センターで行なっているが、この研究に必要な雄のtransgenic ratは最低でも60匹必要であり、現在この実験に必要な動物数の確保に努めている。この動物にcatotenoidやisoflavoneなど発癌予防の期待される化合物を投与し、15週間の実験期間で実験を終了し、前立腺の腫瘍発生の頻度を背側葉、腹葉、前葉の各葉毎に病理組織学的な検討を行ない、修飾作用の有無ならびにその程度を比較検討する。そして、この動物モデルの前立腺発癌修飾物質の早期検索系としての有用性を検討する。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Imaida,K.,Ogawa,K.,Takahashi,S.,Ito,T.,Yamaguchi,T.,Totsuka,Y.,Wakabayashi,K.,Tanaka,K.,Ito,N.,Shirai,T.: "Delay of DNA-adduct repair and severe toxicity in xeroderma pigmentosum group A gene (XPA) deficient mice treated with 2-amino-1-methyl-6-phenylimidazo [4,5-b] pyridine (PhIP)."Cancer Lett.. 150. 63-69 (2000)
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[Publications] Yaono,M.,Tamano,S.,Mori,T.,Kato,K.,Imaida,K.,Asamoto,M.,Shirai,T.: "Lobe specific effects of testosterone and estrogen on 3,2'-dimethyl-4-aminobiphenyl-induced rat prostate carcinogenesis."Cancer Lett.. 150. 33-40 (2000)
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[Publications] Ito,N.,Imaida,K.,Asamoto,M.,Shirai,T.: "Early detection of carcinogenic substances and modifiers in rats., Mutation Res."Mutation Res.. 462. 209-217 (2000)
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[Publications] Shirai,T.,Takahashi,S.,Cui,L.,Futakuchi,M.,Kato,K.,Tamano,S.,Imaida,K.: "Experimental prostate carcinogenesis-rodent models."Mutation Res.. 462. 219-226 (2000)
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[Publications] Imaida,K.,Shirai,T.,Ito,N.: "Food Born Carcinogenesis"Jphn Wiley & Sons. (2000)
