2002 Fiscal Year Annual Research Report
機能性ディスペプシアの飽食因子胃レプチンとコレシストキニンについての病因論的検討
Project/Area Number |
12670536
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Research Institution | University of Occupational and Environmental Health |
Principal Investigator |
芳川 一郎 産業医科大学, 医学部, 助教授 (60210655)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大槻 眞 産業医科大学, 医学部, 教授 (00030916)
秋山 俊治 産業医科大学, 医学部, 助手 (10320350)
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Keywords | 機能性ディスペプシア / レプチン / コレシストキニン |
Research Abstract |
1)学内の倫理委員会より許可を得た方法に則り、内視鏡下に体部大弯の粘膜を生検採取し免疫組織学的検討を行った。 2)24時間ホルマリン固定後、パラフィン包埋し、50倍希釈ウサギポリクローナル抗レプチン抗体(A-20,Santa Cruz Biotechnology, California, USA)を室温にて1時間インキュベートした。100倍希釈のavidine-biotin複合体とdiaminobenzidineにて免疫染色を行った。体部胃腺上皮に陽性細胞を認め、特に胃腺の下部1/2に高頻度に陽性細胞を認めた。 3)染色強度を、陰性0から強陽性4までの5段階でスコア化した。 4)機能性ディスペプシア患者群と正常対照群間には、レプチンの染色強度に有意差はなかった(2.3±2.0 vs 1.5±1.0 (mean±SD),p=0.30)。 5)ヘリコバクターピロリ陽性群と陰性群間には、レプチンの染色強度に有意差はなかった(1.5±1.4 vs 2.3±1.1 (mean±SD),p=0.38)。 6)高年齢(70歳以上)群と非高年齢(70歳未満)群間には、レプチンの染色強度に有意差はなかった(1.5±1.1 vs 2.0±1.8 (mean±SD),p=0.63)。 7)高body mass index (23以上)群と非高body mass index (23未満)群間には、レプチンの染色強度に有意差はなかった(1.3±1.5 vs 1.8±1.3 (mean±SD),p=0.84)。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] I.Yoshikawa, M.Otsuki, et al.: "Serum pepsinogen can predict response to H2-receptor antagonist in patients with functional dyspepsia"Alimentary Pharmacology and Therapeutics. 16巻・10号. 1805-1809 (2002)