2000 Fiscal Year Annual Research Report
ポリグルタミン配列に結合する新規遺伝子PQBP-1の生理的及び病理的解析
Project/Area Number |
12670596
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
岡澤 均 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (50261996)
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Keywords | PQBP-1 / ポリグルタミン / 神経細胞死 / 転写 / U5-15kD / スプライミング |
Research Abstract |
PQBP-1はWW domain,polar amino acid rich domain(PRD),C-terminal domain(CTD)の3つの蛋白結合ドメインを持つ。各々の結合蛋白を同定することはPQBP-1の生理機能を類推するために不可欠のことである。今年度は、はじめにCTDに結合する蛋白をyeast two hybrid systemを用いてスクリーニングした。pEGベクターにCTDのみをサブクローニングしたものをベイトとして、約50万個のクローンをスクリーニングした。この結果最終的に得られた5個の陽性クローンのうち実に4つが同一の遺伝子をコードしており、それがpre-mRNAのスプライシングに関与するU5-15kDであることが明らかになった。U5-15kDはエクソン間の結合を媒介するU5の一つのコンポーネントである。私たちは先にPQBP-1のPRDにはポリグルタミンが結合しうることを示しており、ポリグルタミンがPQBP-1/U5-15kDを介してRNA代謝に影響を与える可能性も出てきた。 一方、本研究の主眼であるPQBP-1卜ランスジェニックマウスも作成した。pCAGGSにPQBP-1遺伝子全長をいれたものをマウス受精卵に注入し、100個の卵をマウス子宮にもどして、3系統のトランスジェニックマウスを得た。内、PCR上で導入コピー数の多い1系統を中心に、現在、行動科学的解析ならびに病理学的解析を行っているところである。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Waragai M. et al.: "PQBP-1/Npw38, a nuclear protein binding to the polyglutamine tract, interacts with U5-15KD/dim1p via the Carboxyl-terminal domain."Biochem.Biophys.Res.Commun.. 273. 592-595 (2000)
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[Publications] Shoji M. et al.: "JNK activation is associated with intracellular β-amyloid accumulation."Molecular Brain Research. 85. 221-223 (2001)