2001 Fiscal Year Annual Research Report
心不全進展過程における延髄のイミダゾリン-1受容体とα_2アドレナリン受容体の変化
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12670702
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
佐藤 直樹 日本医科大学, 医学部, 講師 (70291721)
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Keywords | 心不全 / イミダゾリン-1受容体 / α_2アドレナリン受容体 |
Research Abstract |
今年度は、前年度に引き続きイミダゾリン受容体及びα2アドレナリン受容体刺激薬であるrilmenidineの慢性投与における心不全進展過程に与える影響についての検討を施行している。Rilmenidine(0.5mg/kg/day,iv)を慢性投与することにより、心機能の低下をある程度軽減しうる可能性を示唆するデータが得られている(詳細なデータは現報告では、終了時点で発表予定であるので割愛させていただきます)。心機能に関しては、主に心臓超音波検査により、左室収縮・拡張能評価-左室駆出率、左室内径短縮率、平均左室内周収縮速度、左室拡張末期径および収縮末期径、A/E比、E波減衰時間、肺静脈血流波形分析(最高流速:S波、D波、PVA波、PVA波持続時間)を行なっている。さらに、心機能評価を確実にするため、心不全前後のみ圧ゲージを鼠けい動脈より挿入し、左室圧波形を獲得し左室収縮期圧、拡張末期圧、dP/dt,Tauを評価している。来年度8月までにin vivoでの効果判定を終了し、その後はデータ解析および生化学的実験を開始する予定である。
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