2001 Fiscal Year Annual Research Report
難治性小児癌に対する樹状細胞を用いた自家末梢血幹細胞移植後の免疫療法に関する研究
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12670755
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
渡邉 力 徳島大学, 医学部, 助手 (70314862)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒田 泰弘 徳島大学, 医学部, 教授 (20035471)
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Keywords | 樹状細胞 / 造血幹細胞移植 / 免疫療法 |
Research Abstract |
1.凍結CD34陰性分画細胞からの単球由来樹状細胞の分離調整。 -135℃の電気冷凍庫に3-4年凍結保存していたCD34陰性分画細胞を解凍し、autoMACS(Miltenyi Biotec社)を用いて単球を分離した。AutoMACSの導入により短時間で効率よく純度の高い(90%以上)単球が得られ、viabilityも90%以上であった。この単球にGM-CSFとIL-4を加えて7-14日間培養し未熟樹状細胞を得た。未熟樹状細胞の評価はCD1a, CD11c, CD14, CD80, CD86, CD123, CD206などの抗体を用いて評価した。培養期間を長くすることでCD14陰性でCD206陽性の細胞が得られ分離効率も高まった。 2.新鮮臍帯血からの単球由来樹状細胞の分離調整。 1.と同様の方法で新鮮臍帯血から単球を分離し、GM-CSFとIL-4を加えて7-14日間培養し未熟樹状細胞を得た。ほぼ成人単球と同様の表現型を呈する未熟樹状細胞が得られたが、骨髄系由来のCD123陽性が比較的多く、CD11c発現が少ない印象があったが、例数が少ないため有意差は認められなかった。今後臍帯血と成人単球由来の樹状細胞の違いを表現型だけでなく、機能的にも解析する必要がある。 3.樹状細胞の移動について。 Transwell培養系を用いて、上記で得られた樹状細胞の遊走能を検討した。遊走因子としてIL-8などのケモカインを中心に検討したが、実験に用いた細胞数が少ないため、移動した細胞の測定法によって値か定まらず、有意差は得られなかった。今後フローサイトメーターを用いた方法を検討する。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Nakagawa R, et al.: "Intense Immunosuppression followed by purified blood CD34+ cell autografting in a patient with refractory juvenile rheumatoid arthritis"Bone Marrow Transplantation. 27・4. 333-336 (2001)
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[Publications] Watanabe T, et al.: "Decrease in circulating hematopoietic progenitor cells by trapping in the pulmonary circulation"Cytotherapy. 3・6. 461-466 (2001)
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[Publications] Watanabe T, et al.: "HLA-identical sibling peripheral blood stem cell transplantation in children and adolescents"Biology Blood and Marrow Transplantation. 8・1. 26-31 (2002)
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[Publications] 渡辺 力: "末梢血幹細胞移植の実際"原田実根, 園田精昭, 高上洋一編;南光堂. 4 (2001)